みずほFG【8411】への投資判断を考える

銀行株

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みずほFG【8411】とは

みずほFGは「みずほ銀行」、「みずほ信託銀行」、「みずほ証券」の金融関係の企業からなるグループです。業界第三位のメガバンクです。

株式会社みずほ銀行(みずほぎんこう、略称:みずほ、英語: Mizuho Bank, Ltd.、略称:MHBK)は、本店を東京都千代田区に置く、みずほフィナンシャルグループ傘下の都市銀行。3大メガバンクの一角を占める。
2011年(平成23年)に発生した東日本大震災の義援金に関連するシステムトラブルを受け、同年5月、旧みずほ銀行が2013年(平成25年)春をめどにみずほコーポレート銀行と合併することが発表された。
2013年(平成25年)7月1日、従前のみずほ銀行は(法人格として)みずほコーポレート銀行(CBK)に吸収合併された(法人格とSWIFTコードなどはCBK側、統一金融機関コードなどは旧みずほ銀行側を継承)。それに併せて、行名をみずほ銀行に改称した。これにより、同行はみずほフィナンシャルグループにおける中核銀行となった。
なお、本店は旧みずほコーポレート銀行本店を継承したが、2014年(平成26年)5月7日に大手町タワーへ移転した。
旧みずほコーポレート銀行店舗においては、同店管轄のATMが設置されていない。東京法人営業部、兜町証券営業部以外の店舗では同じ建物に併存する、または近隣にある従前からのみずほ銀行店舗管理によるATM[注釈 2]が設置されている。また、システム統合までの間、旧CBKの店舗には、識別マーク(◆)が付けられる(旧みずほ銀行の営業部・支店には、特に識別マークはつけられない)。また、◆付きの店舗では、既存の顧客の口座移管(◆付き店舗間に限る)や口座の増設を除き、当面、新規の口座開設は原則行わないとしている。
wikiより抜粋

業績について

EPSの推移ですが金融株全般に言えることですが2009年(リーマンショック)を除き安定的に推移しています。銀行株はよく低金利で収益率が低いといわれていますが、堅調的に推移しています。ただ、三菱UFJと三井住友と比較するとEPSが見劣りしています。またEPSの成長率は伸び率が低いです。ここ数年では成長は鈍化しています。斜陽産業ですのでそこまで他と比較すると成長性は欠けます。

売上高についてですが、2010年以降少しずつ改善されていて上昇しつつあります。そこまで成長スピードはありません。ただ今後の売上高はそこまで変わらず一定になっていくとう予想されます。当期純利益についてですが、2010年以降改善しつつあるものの2016年以降は鈍化しています。他のメガバンクと同様同じ傾向があります。

株主還元について

みずほFGの現在の配当利回りが5.22%(5/23現在)です。配当金は安定的に推移しています。
みずほFGは40%の配当性向を目安に配当を出しています。ただ2015年からほぼ一定となっていて
増配の期待は薄いです。これから基本方針が変わらない限り、一定となると予測されます。
他のメガバンクと比較するとそこまでは増配する傾向ではなく、かつこれ以上期待できないような
感じが見受けられます。

キャッシュフローについて

キャッシュフローについてですが、営業キャッシュフローは一定となっていてまったく伸びていないです。今後もこの傾向は続くと予想されます。投資キャッシュフローがとても気になりました。2014年、2015年、2016年、2017年,2019年とプラスになっています。有価証券売却による収入や有価証券の償還による収入がプラスに寄与したようです。
財務キャッシュフローも他のメガバンクと比べると少ないなと直感的に思いました。
お金の使いどころが三菱UFJと三井住友FGとで違うようです。現金預金は多く持っていて、上手くい活かせていないのかもしれないです。

株価について

みずほFGの現在の株価は1,533.5円(2022/5/23時点)です。過去5年間でみると21%下落しています。期待度の低さが株価にも反映されているようです。pbrは0.43倍とかなり安い水準です。perは7.2倍と10年間のperを計算すると7.69倍ですので買えなくはない水準です。株価が5年間で下がっているので
他のメガバンクと比べると買ってもそこまでは損をしないと思われます。

まとめ

みずほFGについての投資判断について考えてみました。
他のメガバンクと比べると少し見劣りしてしまうなと感じました。
株価が5年でみて下がっているので、買っても問題はないとは感じます。株価が下落しても
一気にさがりすぎないと思われます。ただそのようなことが万が一起きた場合は絶好の買い場になるかと思います。
今回の分析で投資キャッシュフローと財務キャッシュフローの使い方が他のメガバンクと
違うということに気が付いて新しい発見があって面白かったです。比較の大事さを感じました。
これからは自分が気に入っている会社だけでなく、競合他社と比較して視点を俯瞰的に見れたらと思います。近いうちに三メガバンクの比較の記事も書いてみたいと思います。なかなか楽しみです。

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