「三井住友フィナンシャルグループ【8316】へこれから投資をしようか考えている」
「三井住友フィナンシャルグループ【8316】の株価、業績や株主還元について知りたい」
この記事はそのような方へ向けて書いています。
本日もご覧いただきありがとうございます。
今回は三井住友フィナンシャルグループ【8316】についての投資判断を考えてみたいと思います。
三井住友フィナンシャルグループは配当利回りが高く、自社株買いも行っていて
株主還元が厚く個人投資家に人気な会社です。
現在の株価から投資をできるかを業績やキャッシュフロー、株主還元から総合的に判断したいと思います。
この記事を読んで少しでも役に立って投資収益が改善されるととても嬉しいです。
三井住友フィナンシャルグループ【8316】とは
三井住友フィナンシャルグループは三井住友銀行を中心とした3大メガバンクの1つの大手金融会社です。グループ会社にはリース会社の三井住友ファイナンス&リース、クレジットカード会社である三井住友カード、証券会社であるSMBC日興証券、消費者金融会社であるプロミスがあります。
業績について
EPS、売上、ROE
EPS
EPSの推移ですが2009年(リーマンショック)を除き安定的に推移しています。
斜陽産業ですが、今後も安定的に推移していくと予想することができます。
EPSの5年成長率は1.5%、10年成長率は4.8%、15年成長率は2.1%です。
長期のスパンで考えると10年成長率までは低金利の中でも成長は少しですができていましたが15年成長率を考えると徐々に鈍化しつつあります。
売上、当期純利益
売上高についてですが、2010年以降少しずつ改善されていて上昇しつつあります。そこまで成長スピードはありません。ただ今後の売上高はそこまで変わらず一定になっていくとう予想されます。
当期純利益についてですが、2010年以降改善しつつあるものの2016年以降は鈍化しています。売上が徐々に伸びている中、当期純利益は伸びていませんので改善余地はあると思われます。
ROE
ROEは2010年以降改善して2013年には13%ととても高い水準です。
しかし、徐々にROEの高さにも陰りが出てきて7%台から6%台と下がってしまっています。
それでも、銀行株のROEでは高い水準です。
銀行大手の比較分析の記事がありますのでご興味があれば読んでみてください。
株主還元について
配当
三井住友FGは高配当株で配当利回りが5.64%(5/17現在)です。配当金は安定的に推移していて、
上昇傾向にあります。配当性向は40%程度で高くはありませんが、今後利益が改善しないと配当を維持はすることができても増配は難しいと思われます。
三井住友FGの特徴として累進配当政策を実施しています。
累進配当政策とは減配をせず現在の配当水準を維持しつづけ、増配するというものです。
こういう材料があると長期で安心して持ち続けることができるできます。
自社株買い
自社株買いは頻繁に行われていますが、金額はそこまで大きくはありません。
株価が大幅に安い段階で行われるのかもしれません。2019年と2020年は自社株買いは大きくおこなれています。
キャッシュフローについて
キャッシュフローについてですが、営業キャッシュフローが2013年以降改善しつつあります。
今後も安定的に推移していくと予想されます。
投資キャッシュフローがマイナスなので、投資に対して一定ですが行っています。
財務キャッシュフローはそこまで大きくお金が流れていません。
フリーキャッシュフローは全体的にプラスで推移しています。
期待収益率について
予想EPSと予想BPSを算出して株価を予測し期待収益率(配当利回り含む,5年後と10年後を考慮)を算出すると、3902円(株価2022年)をもとに5年後の期待収益率は16.9%で10年後は14%です。
3500円台では期待収益率20%→コツコツ買う
3200円~3400円台では期待収益率23~25%→バーゲンセール、積極的に買いに向かう
3000円~3100円台では期待収益率は26%~28%→周りの雑音は無視し、買いの姿勢で向かわなければならない
まとめ
高配当株の三井住友FGについて分析してみました。
配当利回りが高く業績が安定的で株主還元にも積極的でとても素晴らしい会社です。
このような株式を長期で持ち続けることができることができれば資産も自ずと増加していくかと思います。高配当株投資家としておすすめの株式です。
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