オリックス【8591】への投資判断について

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今回はオリックスへの投資判断を考察したいと思います

オリックスとは

オリックスは1964年にリース事業から事業を開始しました。
そこから保険や自動車関連、環境エネルギー、銀行業や不動産など、金融事業に関連するあらゆる分野に進出している企業です。現在は10のセグメント事業で構成されています。幅広く多角的に事業を行っています。現在は事業の多角化に成功し、業績は堅調で配当利回りも高く投資家から絶大な支持を受けている銘柄です。設立初年度を除き黒字経営は今でも続いておりとても素晴らしい会社です。

業績について

業績に関してですが、EPSは2009年にリーマンショックの影響を受けて前年度と比較して
大幅に下がっております。ただEPSは2009年度以降右肩上がりに上昇傾向にあります。
2021年度はコロナショックにより、EPSは下がっています。景気敏感株なので影響を受けています。
今後も安定的にEPSは推移すると考えられます。

売上は安定的に推移しています。2009年リーマンショック時でも経常利益赤字にならずプラスになりました。2009年以降も黒字経営がつづいており、事業の盤石性を物語っています。営業キャッシュフローも安定的に推移しており、売上と共に伸長しています。

株主還元について

配当は増配傾向にあります。配当利回りは3.72%(5/13現在)です。配当性向も無理せず平均30%台と
好ましいです。黒字経営ができて、安定的に収益を上げられているからこそ配当も安定的に出し続けることができるのでしょう。

(IR BANK 引用)

最近の傾向として株主配当だけでなく、自社株買いも積極的に行っています。
まだ株価が割安だと判断して自社株買いを行っていると考えられます。

キャッシュフローについて

キャッシュフローは2009年~2014年まではプラスで推移していて、
投資キャッシュフローがマイナスではなくプラスのほうが多かったです。2015年から投資キャッシュフローがマイナスで投資に積極的に行っています。リース業界は飽和しつつあるので、積極的に投資を行って他社と差をつけていっています。ただ、2019~2021年は投資を行いすぎてフリーキャッシュフローがマイナスなことが少し気がかりです。

期待収益率について

予想EPSと予想BPSを算出して株価を予測し期待収益率(配当利回り含む,5年後と10年後を考慮)を算出すると、2300円(株価2022年)をもとに5年後の期待収益率は21%で10年後は17.2%です。

2100円~2200円台では期待収益率22%→コツコツ買う
1700円~1900円台では期待収益率23~25%→バーゲンセール、積極的に買いに向かう
1600円~1800円台では期待収益率は26%~28%→周りの雑音は無視し、買いの姿勢で向かわなければならない

まとめ

オリックスは事業が多角的で理解しづらくコングロマリットディスカウントを受けていますが、
事業のリスク分散がされており安定的に稼ぎ出しています。高配当投資家として、おすすめな銘柄です。

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