高配当株 沖縄セルラー電話【9436】の投資判断を考える。株式分割を発表して、購入しやすい価格になったが投資対象になるか?

★★★購入様子見

「沖縄セルラー電話【9436】へこれから投資をしようか考えている」
「沖縄セルラー電話【9436】の株価、業績や株主還元について知りたい」

この記事はそのような方へ向けて書いています。

本日もご覧いただきありがとうございます。

今回は沖縄セルラー電話【9436】についての投資判断を考えてみたいと思います。


通信株はディフェンシブ銘柄で、不景気にも安定的な業績を持続していて個人投資家に人気な業界です。その中で、沖縄セルラー電話はKDDIの子会社で配当還元も手厚く行っていて、とても人気な会社です。ただ、株価が高く今まで購入をためらう方が多かったと思います。しかし、9月30日に株式分割を行うことが発表されました。
個人投資家にはとてもよい発表でした!
現在の株価から投資をできるかを業績やキャッシュフロー、株主還元から総合的に判断したいと思います。


この記事を読んで少しでも役に立って投資収益が改善されるととても嬉しいです。

業績について

EPS、売上高、営業キャッシュフローマージン、ROE

EPS

epsは2007年から2013年まで下降傾向でしたが、2014年以降右肩上がりで上昇しています!
素晴らしい綺麗な右肩上がりです。
コロナやウクライナ情勢の影響は受けず業績も一貫しており、業績はとても良好です。
eps成長率は10年単位では1.4%、15年単位で2.9%ですので、綺麗に右肩上がりでよいと思ったのですが思ったほどeps成長率は伸びていないようです。

売上高

売上高は右肩上がりで少しずつ成長しています。
携帯通信事業は一度契約すると収益も積みあがるストック型ビジネスですので、売上が上昇しているので順調に積みあがっています。
今後も急激に伸びはしないものの、少しずつ着実に売上は上昇していくまたは横ばいで利益率を向上していく図が予想しています。

営業キャッシュフローマージン

営業キャッシュフローマージンは平均的に20%~25%で推移しています。
利益率が高く一貫性があり、不況の時にも強い通信株は人気になる理由がわかります。

ROE

ROEは2007年はとても高く26%でした。
しかし、2008年~2010年にかけて少しずつ下降しています。
2011年には11%台となり、2011年度以降11~12%の平均で推移しています。
綺麗に横ばいですが、10%以上と高い水準ですので自己資本を使用して効率よく経営が継続できています。

キャッシュフローについて

営業キャッシュフロー

営業キャッシュフローは横ばいで推移しています。
安定的に波がなく景気に左右されず綺麗に推移しています。
営業キャッシュフローフローが良く上手く稼ぎ出せているのと借入金もないので投資キャッシュフローにお金を投じることができ、企業価値成長のためになります。

投資キャッシュフロー

投資キャッシュフローは毎年一定額行われています。
気になる点としては、営業キャッシュフローに応じて金額を抑えたり、増やしたりしている点です。
余裕をもって投資を行えているのと投資に対してバランスを持って取り組んでいることが窺えます。
主な用途としては有形固定資産の増加によるものです。

財務キャッシュフロー


財務キャッシュフローは一定額行われています。
配当金が8割ほど占めていて、時折長期借入金返済しているようです。
借入金がなく財務健全性が高いので、配当だけに集中でき、借入金の支払利息がないので高い営業力率を保つことが可能となります。
2021年度が他と比較して財務キャッシュフローがマイナスな理由は配当に加えて、自社株買いを行ったためです。
フリーキャッシュフローは毎年プラスになっています。ただ、キャッシュは積みあがっているわけではないです。キャッシュが積みあがらなくても、財務健全性が高く事業も好調だからあえてキャッシュを積み上げる必要がないと判断しているのかもしれません。



財務健全性について

自己資本比率

自己資本比率は優秀すぎてびっくりしました!
1回見たときにデータを見間違えたのかと思って2度見してしまいました(笑)
どうやら自己資本比率はとても高く素晴らしいです。
自己資本比率が80%台はと高いので安心して長期保有をすることができます。

株主還元について

配当

沖縄セルラー電話の配当利回りが3.32%(9/7現在)です。
配当は2013年から右肩上がりで上昇しています。9期連続で増配しています。素晴らしいです。
配当方針は内部留保をしつつ、財務体質強化と配当を行っていくようです。

配当性向

配当性向に関しては40%で推移していますので、そこまで大きく増配は難しそうです。
ただ、増配は続けているので安定的に配当を還元はしていくと予想されます。

自社株買い

(IR BANK 引用)

自社株買いは2021年で大きく行われています。企業価値向上に努めていて、良いですね。
配当性向が高くなってきて増配もそこまで大きくできない可能性もあるので、自社株買いにはそこまで期待をしないほうがよさそうです。

株価について、投資判断について

株価

現在株価は5,180円(9/8)となっています。
過去5年間で38.69%上昇しています。

現在のPBRは1.43倍で、perは12.97倍と過去per10年間で算出すると12倍ですので過去と比較すると
割安感は全くない状態です。

投資判断

僕の投資判断としては、買いの検討を様子見したいと思います。
業績は好調で利益率も高く、キャッシュフローの流れも良いです。配当も株主還元が厚く行われています。しかし、今の段階で投資を行っても人気な銘柄なのでそこまで株価が上昇を見込めないのと配当も増配をしてくれますがそこまで大きくはしない。長期投資としては向いています。
人気すぎて割安ではないのも確かです。
良い会社に投資をするのは大事ですが、価格ではなくバリュー投資家として価値を見極めて投資を行う点から今の段階では投資は行えません。

まとめ

沖縄セルラー電話の投資判断について考えてみました。
株価は高いですが、高配当株で業績も堅調に推移しているので長期投資の対象としてはおすすめです。
ただ、現在の価格は割高だと判断しているので投資をするのであれば慎重に行いたいです。

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