沖縄セルラー電話【9436】2024年3月期第1四半期(4-6月)を発表しました。投資先としてやはり欲しい!!

★★★★★ 欲しい銘柄上位

沖縄セルラー電話【9436】2024年3月期第1四半期(4-6月)決算が発表されましたので記事にします。
今回の決算もそこまで悪くはなかったと思います。

沖縄セルラー電話の業績は堅調そのもので、財務の改善、資本効率の向上で企業の価値が上がっています。配当利回りがそこまで高くないですが、投資をしたい銘柄となっています。

沖縄セルラー電話【9436】2024年3月期第1四半期(4-6月)決算について見ていきます。

2024年3月期第1四半期(4-6月)決算

営業収益は185億円(前年比0.2%減)、営業利益は45億円(前年比1.6%減),親株主に帰属する四半期純利益は33億円(前年比8.0%増)となり、減収増益となりました。
営業収益は通信ARPU収入(利用者1人当たりの平均収入)が増加をしましたが、auでんき売上が大幅に下がり減収となりました。沖縄セルラーのau電気純増契約数を見てみると2023年3Qにおいて大幅にマイナスになっていて2022年11月に燃料費調整額上限を撤廃した影響で解約が増加しています。
2023年3期1Qで契約数が85,600から2024年3期1Qで59,900と大幅に減少しています。今回の1Qの契約数の減少が底であると説明資料にあり改善傾向にあります。通信ARPU収入(利用者1人当たりの平均収入)はデータ無制限プランの拡大と料金割引影響の下落がピークとなり前期比2.5%増となっています。
営業収益の進捗率は24.3%と計画通りに進んでいます。通信事業はやはり安定感がありますね。長期保有にはとても良いです。
営業利益は通信ARPU収入増とauでんき採算改善がありましたが、モバイル販売関連コストや端末販売コストの増加、減価償却費の増加などにより減益となりました。auでんきが収益以上にまだコストがかかり赤字でしたが、燃料費高騰もピークから少しずつ下落しているのでようやく採算が取れてきました。沖縄セルラー電話は海底に離島海底ケーブル竣工しています沖縄本島と石垣島の間、久米島と宮古島の間を結ぶ高速・大容量の通信が可能となる海底ケーブルですので通信速度が上がるので利便性が向上されます。今回の敷設の完了に伴って5Gなどの高速大容量通信やIoTや AI、DXなどによる通信事業もより高度化されて重要な通信インフラの基盤となります。

キャッシュフローを見てみると営業キャッシュフローがマイナスですが、売掛金が40億円と大幅に増加したのでマイナスになっています。売掛金の回収ができれば問題はないと思いますので営業キャッシュフローがマイナスでも大丈夫です。

(沖縄セルラー電話決算短信引用)


気になったのが投資キャッシュフローがここまでプラスなのが驚きました。沖縄セルラー電話はKDDIグループに対して短期に貸し付けを行っています。関係会社短期貸付金が大幅に減っています。302億円から139億円へと減っています。そこまで短期貸付金を減らしてまで、事業が苦しい状態というわけでもないです。財務キャッシュフローも同様に前期と比較すると大幅にマイナスに増加しています。見てみたら自社株買いを84億円ほど行っています。

(IR BANK引用)

自社株買いの頻度が増している!!以前分析したときに自社株買いはそこまで行われないだろうと思っていましたが、今回の決算発表と同時に自社株買いも発表しています。なかなか興味深いですね。ここまでやる必要があるのか?決算がめちゃくちゃ上振れましたならわかりますが、何かの布石ですかね。ここまで増配や自社株買いも行っているから株主優待も廃止するけど良いよね?という感じでしょうか。考えすぎかもしれませんが、なくはないかなと思います。資本効率向上のため一株の価値が上がるので投資先としてとても魅力が感じられますので僕としては自社株買いを行ってくれる投資先に魅力を感じます。株主優待が廃止されても投資したい銘柄ですね。

財務面に関しても自己資本比率が82.6%→84.5%とさらに財務健全性が改善されています。
沖縄セルラー電話は鉄壁ですね。長期投資先としてはとても良い銘柄だと判断しています。

投資判断

沖縄セルラー電話の株価は現在3,005円です(2023年7月27日)。過去5年間で37%上昇しています。
沖縄セルラー電話には以前から投資をしたいと思っています。沖縄セルラー電話の株価はここから急激に上昇ということは考えにくいですが(KDDIのTOBなど除く)、ポートフォリオに組み込むことで株価下落耐性を付けるという意味で投資を行いたいです。
現在NTTの株式分割から株価が下落していて、それにつられて通信株は株価があまり良くはありません。業績自体は悪いというわけでもないですが、人が買いたくない場面の時に購入することはリターンを高めてくれると思っています。沖縄セルラー電話も決算発表の前は株価が軟調でしたが、自社株買いと決算発表で株価がプラスになっています。
ゆっくり着実と資産を増加させて、安心して長期で保有できる投資先を選びたい人であれば投資先として良いなと思います。資産をもっと増加させたい、リスク取っているのだからもっと増えないと気が済まないという方であれば、沖縄セルラー電話に投資は向いていないと思います。
配当利回りはそこまで高くないですが、連続増配で長期で保有していくと利回りも上昇していくのと、業績を安心して見ていられるところが投資先として魅力を感じます。
来年のNISA枠で購入するか、今年に特定口座で購入するかは迷いますが現段階では資金管理をしているので、おそらく来年にNISAで購入すると思います。株主優待が廃止されて株価が大幅に下落するタイミングがあれば真っ先に購入していきます。

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