KDDI【9433】2023年3月期決算発表されました。増配を発表して22期連続の増配となりました!

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KDDI【9433】の決算が発表されましたので記事にします。

KDDIの業績は堅調で外部環境が悪い中でも増益を達成しています。2023年3月期も増益となり投資先として今年投資をしてよかったです。ポートフォリオに組み入れたことで、下落耐性がついていたのでアメリカの銀行破綻の影響も微塵も感じさせませんでした。連続増配としてKDDIは株主還元に力を入れていて、魅力が高まっていて今後も追加投資を検討をしています。一時期株価が4,000円を下回っていた時に追加で投資をしておけばよかったかなと思いましたが、むやみやたらに感情的にナンピン買いせず正しい判断を行ったと思っているので後悔はしていないです。

KDDI【9433】2023年3月期通期決算について簡単に解説していきます。

2023年3月期決算全体について

(KDDI決算短信引用)

(KDDI決算説明資料引用)

売上収益は5兆6,717億円(対前年比4.1%増)、営業利益は1兆757億円(対前年比1.4%増)、親会社にの所有者に帰属する当期利益は7,383億円(前年比0.8%増)となり増収増益となりました。エネルギー事業収入や金融事業収入の増加等で売上は増加しました。営業利益はマルチブランド通信ARPU収入(1ユーザーあたりの平均通信料収入)が大幅に減益です。通信ARPU収入(1ユーザーあたりの平均通信料収入)はたしかに減益となっていますがUQモバイルが好調なだけでなく、UQ→AUに移行もしていると明記されていました。以前KDDIのauの住宅ローンと調べたときにauモバイル優遇割、じぶん電気優遇割などで金利を下げるのでお得感がありますよと説明がありました。上手くAUへ移行するメリットを作って、ビジネスセグメントの間で相乗効果が生まれています。やはり通信事業は汎用性が高いです。
通信ARPU収入は少しずつ回復基調にあります。また通信ARPU収入の回復に向けて、AUの魅力化とコストマーケティングに費用を投下していくと動画の説明で言及していました。

MVNO収入+ローミング収入では278億円の減益となっています。グループMVNO収入+ローミング収入は楽天がコストを削減しないといけないので極端にエリアを狭める必要があるとあり、来期はローミング収入が600億円程減益となる予定です。ローミング収入は楽天モバイルへのローミングサービス提供して、楽天モバイルでは基地局整備とローミングの終了を急いでいたので、来期の600億円の減益は仕方がないです。
DX事業、金融事業は289億円の増益となっています。KDDIは通信事業以外で非通信事業を注力領域としています。顧客の働き方や業務の生産性を支援するコーポレートDX、IoTのビジネスDX、データセンターなどの事業基盤サービスで各領域で売上は成長しています。データセンターはインターネット用のサーバやデータ通信、固定・携帯・IP電話などの装置を設置・運用することに特化した建物です。
データセンター事業は売上が順調に拡大しているだけでなく、収益も伸ばしてきているようです。2023年5月にタイのバンコクにデータセンターを開業予定となっています。
金融事業に関しては昨年8月にau PAY カードの会員数が800万人に、昨年12月にはauじぶん銀行の預金口座数が500万口座に到達していて勢いを感じます。営業利益も順調に成長してきています。ただ気になるのは僕もauじぶん銀行を利用しているのですが最近サービスの悪化が急速にでてきたなという印象です。いままでが大盤振る舞いだったのかもしれませんが。

決算説明の動画では高橋CEOによると昨年度と今年度は厳しい環境でやってきたと言及して、料金値下げ、通信障害、燃料高騰など様々に対応してきた。今年度以降マイナス要素が少なくなり、楽天ローミングの減益はあるけれども燃料高騰の影響もエネルギー事業のマイナスも少なくなっていき、プラスに反転していくと言及しています。2025年3月期のEPSを、2019年3月期対比で1.5倍に拡大することを目標にしている件についても、逆風が吹く中でも負けずに目標達成はあきらめていない。EPSの目標を実現するには事業成長と株主還元を強く意識する必要があるとして自社株買いや増配を行った。コロナも明けて来期以降、DXの案件、金融の案件の成長に向けてM&Aなども視野に入れていくとあり楽しみであります。

来期の予想は売上収益は5兆8,000億円(対前年比2.3%増)、営業利益は1兆800億円(対前年比0.4%増)、親会社にの所有者に帰属する当期利益は6,800億円(前年比0.4%増)となり増収増益を予定としてます。

KDDIは連続増配で来期は140円を予定としています。株主還元を強く意識しているのでまだまだ今後も増配の可能性はあります。配当性向が高まりつつあるので、増配率はそこそこだと思います。長期保有を前提であれば、増配で配当金を受け取りつつ緩やかな成長で株価も上昇していく良い投資先だと認識しています。

投資判断について

現在株価は4,415円(2023/5/12)となっています。株価についてですがゆっくり株価が上昇しています。過去5年で50.43%程上昇しています。

以前は投資判断として購入を様子見としていました。しかし、今の考えは更新されていて投資先として魅力度が高まりました。今は保有が100株のみですが、今後も追加投資を検討しています。株価の上昇の見込みは5年後の試算で7,000円程まだ上昇の可能性の範囲があります。
投資をしていて保有することでポートフォリオの下落耐性が付いたこと、株主優待は株価下落を抑えてくれる要素があること(株主優待廃止のリスクもありますが),ゆっくりですが増配傾向にあり株価も上昇傾向にあり、事業が外部環境の悪化でも着実に利益を伸ばし続けていること、通信という汎用性の高い事業から繰り出される金融事業、データ事業、寡占的な事業で営業利益率も高いなど今後も10年先もあり続ける会社であると予測ができます。
通信事業は頭打ちしていてこれ以上成長は伸ばすことは難しいと思いますが、注力分野であるDX事業やデータセンター事業、金融事業はまだまだ伸びしろがあると思います。通信業は汎用性が高いので、今の注力分野以外でも、培ったノウハウなどでAUにしかない競争優位性を確立できる可能性は高いです。
ディフェンシブに投資をしていくのであればKDDIに投資をしていくのはとても良い投資先であると認識しています。今後追加投資を検討していきます。

まとめ

KDDIと内容は異なりますが、アステラス製薬が5月13日に更年期障害向け治療薬「フェゾリネタント」を米国で承認を得たと発表をしました。ピークの売上が最大で5,000億円程の売上を見込むので面白くなってきましたよ!2024年3月期の業績では400億円~500億円程の売上を見込んでいるので2025年、2026年と期待をしてもよさそうです。5月1日にも米バイオ医薬品企業の眼科領域で新薬候補を開発するので足場が固くなってきました。
明日の株価は良い反応があればよいですが、業績が拡大して増配もしてくれればそこまで株価は気にしすぎる必要はないです。

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