良品計画【7453】の投資判断について。株価は下落しているが、買い時か?

★★★購入様子見

「良品計画【7453】へこれから投資をしようか考えている」
「良品計画【7453】の株価、業績や株主還元について知りたい」

この記事はそのような方へ向けて書いています。

本日もご覧いただきありがとうございます。

今回は良品計画【7453】についての投資判断を考えてみたいと思います。

良品計画は無印良品の商品がとても人気で、日本だけでなくアジアでも需要があります。
業績は好調ですが、なぜか株価は大幅に下落しています。

現在の株価から投資をできるかを業績やキャッシュフロー、株主還元から総合的に判断したいと思います。


この記事を読んで少しでも役に立って投資収益が改善されるととても嬉しいです。


業績について

EPSについて

EPSは2013年から堅調に右肩上がりで推移しています。
2020年度はコロナショックの影響で下がっています。
ただ、2021年度は元の水準に回復していますが、2022年度はまだ苦戦中です。
コロナの影響がなくなり、元の生活水準に戻ればまた業績が回復をして海外出店もスピードを上げて業績も向上していくでしょう。

売上高、営業キャッシュフローマージン、当期純利益

売上高は2012年以降右肩上がりで推移しています。
素晴らしいです。海外出店の大量出店が数字に表れているようです。
今後もまだ伸びしろはありそうです。
当期純利益も売上に比例して稼ぎだしているようです。
2020年度はコロナの影響を受けていますので下がっています。
2022年度もまだ苦戦しているようです。
ただ、売上に関しては2020年度と2022年度は影響を受けずむしろ良好でした。

ROE、ROAについて

ROEは売上同様2013年以降右肩上がりに向上しています。ROEがかなり高くとても好印象です。
最高で18.77%と日本の会社の中でとても高い水準です。ROAも高い水準です。

ROEが高くROAが低い会社はありますが、財務レバレッジをかけていて借入が多い会社が多く見受けられます。例えば高配当でお馴染みのソフトバンクがあります。ソフトバンクの2021年度のROEが34%でROAが4%で財務レバレッジが大きいためここまでROEも高くなっています。つまり、借入が多いのです。

良品計画に関しては自己資本比率が53%台と財務健全性も良いです。そこまではまだ借入が多い状態ではないのでROEが高いのは純利益率と総資産回転率が高いためです。今後も高水準で推移していくと予想されます。会社からの発言で企業価値を高めるためROEを15%以上を目標としているとのことです。

キャッシュフローについて

営業キャッシュフローは2007年から2014年までほぼ横ばいでした。
2015年から営業キャッシュフローの改善が見られ改善されています。

投資キャッシュフローは2013年以降マイナスがすこし多く店舗出店に伴う費用が増加しているようです。海外出店を多く攻めの姿勢は好きなのでマイナスな印象はないです。

財務キャッシュフローはそこまではマイナスが多くありませんが、2020年度は多くマイナスがありますが店舗等の有形固定資産の取得による支出168億34百万円、店舗出店による敷金等の支出16億91百万円およびソフトウエア投資等の無形固定資産の取得による支出114億88百万円とのことです。

現金預金が基本的には一定額を持っていて、2021年度では営業キャッシュフローが大きく貢献したため現金預金が増加しました。フリーキャッシュフローはそこまでは芳しくありませんが、改善の余地はあります。

株主還元について

現在の配当利回りは3.02%(5/27時点)です。そこまで高配当ではないです。
配当方針として配当性向30%を目途に配当金を出すとのことです。

自社株買いは一度だけ大量に2021年8月に251億円を行っています。
それ以前はそこまで大きく行ってはいませんのでそこまでは期待はできないようです。

株主優待について

良品計画は株主優待は実施していません。
株主優待を実施すれば、株価も大きく反応すると思われますので実施してほしいですね。

株価について

株価についてですが、2018年の業績が良いところの株価から現在まで下落傾向にあります。5年で-54%となっています。業績に対して少し下げすぎでないかというのが印象です。一時期1100円の時がありましたが悲観的になりすぎだと思いました。
しかし、現在は購入は考えていません。
理由としては中国に出店を多くしていて中国に過度に依存しすぎているので、今後中国の経済の成長が鈍化したら良品計画の業績も大きく影響すると予想されます。さらに2022年の業績を下方修正する可能性があるからです。

PBRは1.56倍と高いですが5年間で平均3倍程などで現在は下がってきている状態です。perは12倍と10年間で平均18倍と計算されるので買える水準と言えます。

まとめ

良品計画の投資判断について考えてみました。
良品計画の株価がかなり下がっていますが、下がっているからとすぐに投資判断してしまうと
含み損を抱えてしまう恐れがありますので注視していく必要があります。

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