メガバンクの比較分析について

高配当株

今回は3メガバンクの比較分析を行いたいと思います。
高配当株で人気な業界の銀行株ですが、業績は3社でどう違うのか、ROEが高く資本効率性が高い会社はどこかについて解説致します。
この記事をみて、投資をする際の判断にお役に立てれば幸いです。

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売上、当期純利益について

売上高は2007年度から2021年度にかけて三菱UFJが一番高いです。さすがメガバンク第一位の貫禄があってその一番の座は譲らないようです。2番目は三井住友FGが売上高が多く軟調に推移しています。3番目はみずほFGとなっています。2番目の三井住友と差がありましたが少しずつ改善して差が縮まってきています。

当期純利益は三菱UFJが売上同様1位を保守していましたが、2019年のコロナの影響をうけて2020年度の当期純利益は三井住友が1位を奪取しました。2008年のリーマンショックの影響で2009年度は赤字でしたが、それ以降3社とも当期純利益は横ばいの傾向にあります。みずほFGはあまりぱっとしない印象です。

ROEについて

ROEの比較についてみていきたいと思います。
みずほ銀行FGのROEは2012年から2022年度にかけて右肩下がりの傾向にあります。
三菱UFJFGのROEは2012年度の最高の10%から徐々に下がってきています。
2013年から三井住友FGが他のメガバンクよりROEが高い傾向にあります。経費を抑えられているため資本効率が芳しいからだと思われます。ただ、2020年のコロナの影響で2021年度からROEは低下してしまっています。しかし、コロナの影響が少なくなって外部の影響がなくなればすこしずつ改善していくと予想されます。

経費率について

みずほFGは経費率が負担になっていたものの、年を経るごとに改善しています。三井住友FGは高い効率性を謳っているだけあって経費率が他のメガバンクと比較しても毎年経費を意識していることが窺えます。三菱UFJFGは経費率は改善はしていますが、改善率はもう少し頑張って欲しいところです。ただ、三菱UFJは経費削減の余地があるので資本効率性が三井住友FGと並べばより魅力のある会社になるに違いありません


2020年度の三井住友FGと三菱UFJの部門別の経費率を比較したいと思います。
リテール部門では経費率は僅差となっています。三井住友FGのホールセール部門に関しては10%程低いです。
さらに三井住友FGはグローバル部門に関してもホールセール部門同様経費率でコストを抑えて低い水準です。三井住友FGの市場部門では顕著に経費率が抑えて効率性が表れています。

部門でも比較してみると三井住友FGは確かに経費率を抑えて効率性を高めていると言えそうです。

株価について

株価についてはみずほFGが他の銀行と比較して低空飛行で株価が推移しています。
三井住友FGは株価は上昇はしていますが、2019年度と同じ水準までなのでもう少し上昇する余地はありそうです。三菱UFJは一番上昇はしていて、2019年以上に上昇しています。次は2018年の株価を超えたら次の株価上昇にステップに移るかもしれないです。

まとめ

3メガバンクの比較をまとめてみました。
僕個人の意見としては、三菱UFJに一番投資をしたいなと思いました。三菱UFJは売上と当期純利益が一番ですが、ROEと経費率に関しては三井住友FGに劣っています。しかし、三井住友FGは確かに経費率を抑えて資本効率的ですが、経費の削減はあってもそこまでは変化はないのかなと、天井なのではないのかと感じました。一方の三菱UFJにはまだ改善の余地があると感じられました。もっと本気になればより魅力のある会社になると思います。三菱UFJFGにはもっと頑張って欲しい、日本の会社にはこんなすごい誇れる会社があると、そんな風に僕がおじいさんになって子どもに伝えられる会社になってほしいと思いました。
三菱UFJFGにはコツコツ投資を行っていき、大幅に下がるようときがあれば買いに向かいます。
今後も動向を見守っていきたいです。

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