電源開発【9513】の投資判断を考える。割安な水準だが投資が可能か?

★★★購入様子見

「電源開発【9513】へこれから投資をしようか考えている」
「電源開発【9513】の株価、業績や株主還元について知りたい」

この記事はそのような方へ向けて書いています。

本日もご覧いただきありがとうございます。

今回は電源開発【9513】についての投資判断を考えてみたいと思います。


電源開発は高配当で指標面から割安水準ですが直近は株価が上昇しています。
現在の株価から投資をできるかを業績やキャッシュフロー、株主還元から総合的に判断したいと思います。


この記事を読んで少しでも役に立って投資収益が改善されるととても嬉しいです。

電源開発【9513】とは

電源開発は、国内だけでなく海外でも電気を作ったり技術協力を行ったりと事業展開しています。
全国約100カ所発電所があり、日本全国で電気を作り電力会社などに卸売りを行っています。

送変電事業も展開していて全国各地に送変電設備を配置し、広範囲にわたる電力の運用を行って電力の安定供給の役割を担っています。

EPS

epsは2007年から2012年まで一貫性なく波がありました。
しかし、2013年度以降EPSは伸びていて稼ぐ力がついてきています。
2021年度にはコロナなどの影響を受けてEPSが大きく減少してしまいましたが、
2022年度のEPSは大きく上昇しました。
要因としては電力販売価格の上昇と小売事業者向け電力販売の増収によるものです。
また、オーストラリアの炭鉱権益をもつ子会社の石炭販売価格の上昇の恩恵を受けています。

2022年度は一過性のものと考えられるので、今後2023年度はこの水準を保つことができるかは不透明です。

売上高、当期純利益、営業キャッシュフローマージン

売上高は横ばいの傾向にありますが少しずつ上昇しています。
不景気の場合でも、売上が急激に減少しないのでディフェンシブの電力株は安心できる点です。
営業キャッシュフローマージンもとても稼ぎ出せていて15%以上と良いです!
しかし、過去と比較すると少しずつ稼ぐ力が落ちてきているように見えますので、ここの点に関しては注視する必要があります。
売上が堅調に推移しても当期純利益が一緒に伸びていくということではないので、投資をする際は売上を見るよりも利益の増減の中身を精査していくべきです。

キャッシュフローについて

キャッシュフローについてですが、営業キャッシュフローの傾向としては横ばいです。毎年一定額稼ぎ出せている分、営業キャッシュフローの伸びはあまり芳しくはありません。

投資キャッシュフローは営業キャッシュフローと同程度毎年行っています。毎年設備投資をしなければ
営業キャッシュフローを維持できないとなると業績が悪化した場合に財務も借入で賄う可能性があるので、財務体質が悪化してしまい事業が厳しくなると思います。

財務キャッシュフローは2013年,2014年,2019年と借入を行った結果プラスになりました。
倒産は考えにくいですが、もう少し財務が改善されれば会社の価値も上がると思います。

フリーキャッシュフローに関しては営業キャッシュフローと投資キャッシュフローが同程度なので
キャッシュはあまり創出できていません。
フリーキャッシュフローがあまり良い流れではないので、長期で持ち続けるとなると
安心して保有はできないなと思います。

財務健全性について

自己資本比率はあまり芳しくありません。自己資本比率が30%以下ですのでもう少し欲しいところです。
有利子負債も過去から辿ると負債が増えているようです。
倒産するということは考えにくいですが、借金は利益を圧迫してしまうのでもう少し財務改善に努めてほしいです。

株主還元について

稲畑産業の配当利回りが3.51%(7/12現在)です。
配当は2013年から2017年にかけて70円と推移していました。
2018年頃から2021年頃まで75円と推移しています。
連結配当性向30% 程度を目安に、利益水準、業績見通し、財務状況などを踏まえた上で、安定的かつ継続的な還元を実施しています。
今後は増配に関してはあまり期待しないほうが良いかもしれません。

配当性向に関しては30~35%で推移しています。
2021年度の配当性向は61%と高い水準でしたが減配せず配当を還元していました。

株価について

現在株価は2,279円(7/11)となっています。
過去5年間で16%下落しています。

現在のPBRは0.46倍で、perは6.23倍と過去per10年間で算出すると13倍ですので過去と比較すると安い水準です。

僕の投資判断としては、現在の株価では買いの検討を様子見したいと思います。
様子見の理由は電源開発の株価が2021年度の好業績から買われているので、電力販売価格が下落などで業績が元の水準に戻りましたら買いの検討に入りたいと思います。

狙える株価水準は1600~1800円だと思います。
一時期1500円台の時に狙っていた時がありましたが、

まとめ

電源開発の投資判断について考えてみました。
高配当ですが、株価も高まりつつあるので自分が納得できる株価水準で投資を
していくべきです。僕の意見では良い銘柄ですが、株価がもう少し下がってたから投資をしても
良いのではないかと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました