積水ハウス【1928】2022年第2四半期決算が発表されましたので記事にします。
積水ハウスは高配当株で株主還元も手厚く財務健全性も高い高く個人投資家に人気な銘柄です。
以前銘柄分析したときは2,200円台でしたが現在は決算の情報が漏れたのか株価が決算発表前に4%ほど上昇していました。
積水ハウスの銘柄分析で購入判断の株価を記事にしていますので是非見てください。
積水ハウス【1928】2022年第2四半期期決算について簡単に解説していきます。
2022年第2四半期決算全体
売上高は1兆4,236億円(前年同期比16.3%増)、営業利益は1,464億円(前年同期比33%増)、四半期利益は1,040億(前年同期比43%増)となり増収増益となり絶好調です。
売上高は第2四半期で過去最高と素晴らしい結果となりました。
ハード・ソフト・サービスを融合した様々な高付加価値提案等の事業戦略が功を奏していて、全体のセグメント別にみても好調なようです。
2022年第2四半期事業別
＜請負型ビジネス＞
戸建住宅事業-増収増益
売上高1,792億９千３百万円(前年同期比7.3％増)、
営業利益205億６千１百万円(前年同期比1.1％増)
・賃貸住宅事業-増収増益
売上高2,089億５千２百万円(前年同期比14.1％増)
営業利益298億５千７百万円(前年同期比15.5％増)
・建築・土木事業-増収減益
売上高1,459億５千６百万円(前年同期比6.5％増)
営業利益75億６千２百万円(前年同期比35.6％減)
請負型ビジネスでは賃貸住宅事業が好調なようです。
資源材料高の影響は受けていますが、高付加価値住宅の提案等が利益率を高めています。太陽光発電の電力を各戸に配分することで、入居者が利用し売電もできる等という説明があり、このようなビジネスをやっていることに驚きました。
＜ストック型ビジネス＞
・リフォーム事業-増収増益
売上高828億４千４百万円(前年同期比3.9％増)
営業利益140億７千８百万円(前年同期比6.2％増)
・不動産フィー事業-増収減益
売上高3,081億９千４百万円(前年同期比5.8％増)
営業利益262億３千８百万円(前年同期比1.2％減)
リフォーム事業では環境型リフォームが好評で、大規模リフォームの受注割合が拡大しているようです。なぜ受注が拡大しているのかを説明でこどもみらい住宅支援事業が受注に寄与しているとありました。こどもみらい住宅支援事業？？聞いたことがないなと思い調べてみました。
こどもみらい住宅支援事業は2021年の補正予算で新たな補助金制度とありました。
子育て世帯や若者夫婦世帯が建築・購入する省エネ性能の高い新築住宅に最大100万円、省エネリフォームは最大60万円が補助されます。流れは環境に配慮した事業なので、国の施策がどのように企業に影響を与えるか考えさせられました。情報のアンテナを張って、企業にどう影響するかを日々勉強しないといけないようです。点々が繋がってくる感じの企業分析はやはり面白いです！！
＜開発型ビジネス＞
・分譲住宅事業-増収増益
売上高1,161億５千万円(前年同期比34.8％増)
営業利益102億２千２百万円(前年同期比49.5％増)
・マンション事業-増収増益
売上高505億８千万円(前年同期比25.7％増)
営業利益95億４千９百万円(前年同期比60.1％増)
・都市再開発事業-減収増益
売上高503億３千６百万円(前年同期比2.9％減)
営業利益63億８千４百万円(前年同期比74.7％増)
マンション事業が開発型ビジネスの中でも好調です。
マンション事業でも環境面の取り組みで、ZEH基準と快適居住性能を両立した超高層タワーレジデン
ス「グランドメゾン上町一丁目タワー」（大阪市中央区）等の販売が好調に推移しました。
今後もESGの流れから脱炭素が加速され、事業にESGに配慮された会社の事業の追い風が吹いていくことになり、会社も自然淘汰で強いものが生き残るのではなく、環境に適用できた会社だけが生存していくことでしょう。(例外もありますが)
＜国際ビジネス＞
・国際事業
売上高2,416億６千２百万円(前年同期比61.6％増)
営業利益461億８千４百万円(前年同期比154.5％増)
住宅販売事業・コミュニティ開発事業ともに好調に推移したのとHolt社を連結子会社化をしたため、
大幅に増益しました。
ただ、アメリカの不動産の価格が高騰しているので現段階で大幅に増益していますが、今が絶好調ですが今後はまだ不透明感があるので注意が必要です。
株価について、現在の投資判断について
現在の積水ハウスの株価は2,530円です。
決算の情報が漏れたかわかりませんが、決算発表前に上昇してますね。
増配も発表して、1株104円となり現在の配当利回りは4.11%です。(9/9時点)
好調な業績と株主還元も手厚く行っているので是非とも欲しい銘柄ですが、以前に銘柄分析の時の記事に書いた通り、2500円台は様子見として今のところ購入検討は様子見です。
2300円頃であればコツコツ購入していきたいので資金管理しつつ、チャンスがあれば買いたいです。
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