DCMホールディングス【3050】2023年2月期の決算が発表されました。投資先として再度検証してみました。

★★★★欲しい銘柄

DCMホールディングス【3050】2023年2月期の決算が発表されましたので記事にします。

DCMホールディングスは前々から気になっていて銘柄だったので、今回の決算内容から欲しい銘柄となりました。業績は利益面が減少していましたが、それでも長期的な投資先として魅力を感じつつあるので欲しくなってきました。

この記事を読んで少しでもお役に立てれば幸いです。

2023年2月期決算全体

2023年2月期の売上高は4,768億円となりました。営業利益に関しては300億円(対前年比1.9%減)、当期純利益は295億円(対前年比2.5%減)となりました。増収減益となりました。ROEは7.5%と前年の0.4%より下がっていて、自己資本比率は47.2%と前年より財務健全性は悪化しています。

売上はエクスプライス株式会社の連結により増収しました。エクスプライス株式会社はエクスプライスは家電を主軸に幅広い商品を販売する家電EC専業大手です。DCMはデジタルシフト戦略の推進しています。エクスプライスは家電を中心に幅広く商品を販売していてEC運営のノウハウや事業のシナジー効果があるから買収を行っています。DCMホールディングスはコスト改革としてRPA導入も図っていて、定型業務や反復性のある業務を削減を行っているとありました。DX推進としてレジのセルフ化、鮮度管理ツールを利用しています。
デジタルと小売ってなかなか相性がいいのかもしれないですね。
営業利益は水道光熱費の増加や生活必需品などの物価上昇で消費者の購買意欲が減っているのが主因として営業利益の減少になりました。販管費の削減等のコントロールでインフレによる悪い環境下でも微減になりました。

自己資本比率が急激に悪化しましたが、投資キャッシュフローで見てみると関係会社や子会社の株式取得で大きく出費するため財務の借入を行っているようです。ここまで投資キャッシュフローにお金が流れるのは過去から見ても異例ですね。DCMホールディングスM&Aに積極的で15年間で10社以上携わっています。財務キャッシュフローでは自社株買いも行っていて借入の返済も行っているのでキャッシュの流れとしては良いですね。
決算発表と同時に自社株買いも発表しています。2023年4月~8月の間に500万株で取得総額を50億円を上限に行っていくとのことです。
素晴らしいですね!自社株買いだけでなく消却も行っているので安心できます。直近だけでなく、自社株買いも頻繁に行われているので、一株に対して価値が高まりつつあるので投資先としてなかなか魅力が高まっています。また還元方針としては連結配当性向を35%としていて利益成長と共に増配をしていくと明記しています。将来的に配当性向を40%を目指すようです。
もし還元方針が50%となるとちょっと投資先として成長余力が感じられなくなってしまうので、配当性向に関しては35%~40%を維持してくれたら良いですね。

投資判断について

DCMホールディングスの株価は5年前と比べて20%程しか上昇していません。PBRは0.74倍と割安感はあります。ここ直近で自社株買いの発表や中期経営計画の好感触から株価も上昇してきています。僕は前々から結構気になっていました。気になった時はDCMホールディングスは島忠の買収の時にニトリと取り合いになり結局、失敗していたのがきっかけだったと思います。
コロナの影響で巣ごもりの影響もあり売上や利益ともに成長しているなと思い、投資先として業績が落ち着いてから投資を検討しようとしていました。直近の業績で気になっている点として2021年から営業利益率が上昇してきている点が会社として、利益体質の変化かなと最近になって思い始めました。2022年はコロナの巣ごもりの影響を受けて6.8%ですが、この時は一過性の業績だからまた落ち着いていくだろうと思いました。
しかし、2023年も営業利益率が6%台、さらに2024年は6%を予定しています。インフレや購買意欲の減少など外部環境が厳しいにもかかわらず安定的に6%台をキープしつつあります。コスト意識を徹底的に行っていて、管理部門の集約や積極的なシステムの導入を行ったりなどをしてます。そのコスト意識が販管費コントロールに繋がり、営業利益率も上昇しつつ安定してきているのだと思います。

配当利回りは3%台ですが、投資先として欲しい銘柄です。株価もそこまで上がっていないのと、企業として変化の兆しが見えつつあります。利益体質の変化や積極的に新しいシステムの導入や企業の行動と改善の迅速力や、M&Aの成長でゆるやかに拡大しています。
あまり投資家の眼に目立っていない点も良いですね。2025年にはROEを8.5%にすると中期経営計画であったので、今後も資本効率を活かして利益を生み出せる企業であると思います。

前からDCMホールディングスの店舗に行こうとしていたのですが、現地に行く機会がなかったので行動に移せませんでしたが、明日自転車で行けそうなので行ってみます。桐谷さんのように自転車で漕いでDCMの店舗に着いているの見たら、それ僕です。

まとめ

DCMホールディングスの2023年2月期の決算を見てみました。投資先として魅力が高まりつつあるのですが、色々な企業を見ると、欲しい銘柄が増えすぎるのが悩みどころです。
やはり日本には投資先として魅力的な会社が多いです。僕が見れていない会社で魅力的で割安な会社がまだたくさんあるんだろうなと思うと、ワクワクします。

最近、内外トランスラインが株価上昇していて嬉しい反面、少し居心地が悪い状態です。
上昇の理由はわかりませんが、誰かが大量に保有したのかもしれないです。変に経営に介入しなければ、株価上昇してくれるのはありがたいです。とりあえず保有はしようと思います。

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