良品計画【7453】2022年8月第3四半期決算

小売業

良品計画【7453】2022年8月第3四半期決算が発表されましたので記事にします。
良品計画の現在株価が下がっていて業績はどうか気になっている人がいるかと思います。

良品計画【7453】2022年8月第3四半期決算について簡単に解説していきます。

2022年8月第3四半期決算全体

2022年8月第3四半期の営業収益は370,756と前年比で7.5%上昇しました。営業収益に関しては中国のゼロコロナ政策の影響で減少するかと思いましたが、営業収益は上昇しました。新規出店の店舗数の増加によることが貢献されました。

しかし、一方で純利益が19,998となりまして前年比で31.3%ものマイナスとなってしまいました。
衣服・雑貨の販売が苦心したのと中国のゼロコロナ政策の影響で大きく影響したようです。
無印の店舗を3店舗だけですが、どのような商品を購入しているかを歩いてかごの中身とかをみてましたが、衣服を買ってる人の割合が少なすぎるなというのが印象でした。
在庫の処分が行われているので、インフレの中で値引きなど逆行しているなと感じました。

セグメント別営業収益、利益

国内事業

国内事業の営業収益は2022年第3四半期は2,370となり前年比4.6%上昇しました。
一方で利益は129と前年比で45%減少しています。売上は少し改善されましたが、利益面が苦戦しています。
インフレの影響もあり材料高もあると思いますので値上げをそろそろしないと厳しいと考えられます。しかし、僕個人の意見としては現在の無印良品の商品は少し高い印象ですので値上げでさらに上昇するとお客さんも離れていってしまうのではないかという懸念があります。
主婦の方に聞いてみましたが、少し高いねという話も聞きましたので値上げは諸刃の剣となる可能性があります。
衣服など不採算なものはバッサリ切り捨てて、いろいろ手を出しすぎなので選択と集中を図って商品のクオリティーを上げ、値上げしても購入してもらえる商品のクオリティーを目指していくべきじゃないかなと思います。
無印が好きな人が一定層のファンはどんどん離れていく前に策を講じないと将来性が暗いです。

東アジア

東アジアの営業収益は2022年第3四半期は993となり前年比4%増加しました。
一方で利益は150と前年比で15.3%減少しています。
上海、深圳、北京等を中心に最大で約100店舗が店舗休業、営業時間の短縮が利益げ減る一因となっているようです。今後もまだコロナウィルスによる影響で難しいと予想されます。

東南アジア,オセアニア

東南アジア,オセアニアの営業収益は2022年第3四半期は2,370となり前年比4.6%増加しました。
一方で利益は15と前年比で38.4%増加しています。

東南アジアとオセアニアのセグメントは回復傾向です。
理由は新型コロナウイルス感染の影響が抑えられていて、入国制限が徐々に緩和され、
経済活動も回復の動きが少しずつ活発になったからです。
東アジアも同じように回復していけば、業績も戻っていくはずです。


欧米事業

欧米事業の営業収益第3四半期は2022年は190となり前年比61.2%増加しました。
一方で欧米事業は-8と損失を出しています。欧州事業は営業収益は好調ですが、まだ赤字を出している状態です。

まとめ

良品計画の株価は下方修正をすると良品計画から発表があってから株価が1400円台だったものが
1200円台と下がってしまいました。
今後の業績は中国次第で左右されますが、業績はいずれ戻ると思います。
しかし、業績は今後売上が伸びてもインフレの影響で利益面で厳しい局面に見舞われると予想しています。



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