日本たばこ産業-JT【2914】2023年第1四半期決算が発表!増収増益とはいいスタートです。

食品株

日本たばこ産業-JT【2914】2023年第1四半期決算が発表されましたので記事にします。
日本たばこ産業は直近の株価はとても良いです。配当の権利確定に向けて株価が上昇しています。2023年1Qの業績もあり、増配という可能性もあるので来週からまた株価が上昇するのではと期待しています。

日本たばこ産業-JT【2914】2023年第1四半期期決算について簡単に解説していきます。

2023年第1四半期決算全体

(JT決算短信引用)

売上収益は6,652億(対前年同期比14.4%増)、営業利益は2,064億円(対前年同期比15.7%増)、四半期利益は1,452億円(対前年同期比16.6%増)、増収増益となりました。1Qは幸先の良いスタートとなりました。
売上収益は円安の効果が引き続き影響していて、プライシング効果プラスに影響した結果増収となりました。ロシアや英国でプライシング効果が大きく売上収益に寄与しました。JTはロシアの売上の比率が20%台と大きく比率として占めています。医薬品事業も売上収益にプラスに貢献したと記載がありました。といっても医薬品事業は1Qで249億円(対前年同期比36億円増)と売上収益の6,652億円にたいしてそこまでシェアは低いです。タバコの販売数量がCombustibles(可燃式たばこ)とRRP(加熱式たばこ)は両方増加しています!
Combustibles(可燃式たばこ)は1,282億本(1.2%増)となっています。要因は日本のセグメントシェアが伸びたことトルコの前年の在庫の積み増したものが反動として増加したこと、旅行などの渡航者の流れの回復や新興国の成長などが挙げられます。
JTが力を入れているRRP(加熱式たばこ)は20億本と(対前年同期比で3%増)となっています。日本市場ではRRPであるPloomXが市場の占有率として成長していて9.3%台とシェアを獲得しています。JTの2023年経営計画によると2025年までに2022年比で売上収益を倍以上とすると計画しています。そのためRRPの事業に3,000億円以上の資金を投じて成長をより図っていくとありました。

営業利益は原材料高の悪化を受けていますが、円安の効果や値上げの効果もあり増益となりました。
業績はやはり安定感がありますね。独占的企業でタバコは依存性が高い商品なので、値段が高くなったからと言ってすぐに辞めるものでもないです。ここ最近では先進国では紙巻きたばこの需要が少しずつ減りつつありますが、それでもまだ吸う人が急激に減るわけではないです。加熱式たばこに切り替わり、引き続き先進国でもたばこの需要は大きく減少はないと考えられます。
紙巻きたばこも発展途上国では需要があるのでJTの業績は急激に経営が傾くことが考えにくいです。
キャッシュフローも流れがよくキャッシュリッチであるJTは投資キャッシュフローにお金を振り向ける余裕があります。さらに営業利益率が高く独占的ですので、財務に関しても借入をそこまでする必要がない状態です。そのため自己資本比率が現段階で55%台と財務の健全性は高い水準です。


JTへの投資について

JTの株価は2,934円、配当利回りは6.41%です。株価が上昇してきましたね。2300円台で保有したホルダーの方は配当金だけでなく含み益が増えている状態なのでよい投資先となったのではないでしょうか。ウクライナ問題の影響やロシア事業から撤退するのではないかとの懸念から配当を減配する可能性が高まっていて、不安定な時期に株価が大幅に下がっていた記憶があります。株価もズルズル下がっていたので、保有していた方は精神的に居心地が悪い状態だったと思います。それでも自分の考えを曲げずに忍耐強く保有しつづけていた人は結果として現段階で報われた人が多いと思われます。
辛抱強く保有し続けた結果、大幅な増配という恩恵を受けてさらに株価上昇の恩恵も受けている。
決して辛抱強く保有し続けないことに批判しているわけではないです。

人が保有するもしないのも人それぞれの判断です。僕が言いたいのは人が投げ売っているのをみて同じように行動しちゃいけないということです。今回のJTの件は我慢強く居心地が悪い状態でも保有し続けた人が果実を勝ち取りました。僕もロシア関連の時に減配する可能性があるのではないかと不安視していた時期がありました。それでも分析した結果、今の株価水準で減配すれば株価が下落して配当利回りが上昇するので含み損を抱えてもナンピンして保有すれば保有数も増えるので問題ないと判断して購入しました。また株価がそこまで大きく上昇していない段階だったので、下落もここからさらに下落するのは考えにくいと判断して決断に至りました。

そして今JTは株価が上昇局面にあります。今の業績が続けばさらに増配してくれるのではないかという期待と配当利回り6%台という旨味があるからです。増配してくれる期待と株価上昇の期待で現在居心地が良い状態だと思います。これからJTへ初めて投資をする方は注意をしなければなりません。期待値が高くなるとマイナスな点が顕在化したときに大きくマイナスに影響を及ぼします。
今投資をして仮に増配という恩恵を受けても、配当性向が高いのでいずれ減配する可能性が高いということも考える必要があります。目先の利益ではなく、2年後,3年後先を見据えて投資を行っていくとなると減配して株価も下落すると想定したときに保有ができるか?と考えたときに厳しいです。
仮に10年後も20年後も保有するから下落してもナンピンして保有し続けるという考えを下に投資をするのであれば今から投資を行っていくのが良いと思います。ただ全力で一気に投資資金を投じるのではなく、ゆっくりと買い増していくことが良いです。

ぼくは考えとしてJTを金のなる木として保有しています。プロダクト・ポートフォリオ・マネジメントを使って投資のポートフォリオを構成するというアイディアで投資を行っています。詳しくは下記の記事を参考にしてください。

金のなる木の日本たばこ産業(JT)への投資の役割について
今回はJTへ投資をしている僕が考えたJTの投資の役割について記事にしてみました。JTへ投資をこれからする方や保有してる方、売却を予定している方で一つのアイディアとしてお役に立てれば幸いです。 日本たばこ産業(JT)への投資の役割 JTへ投資...

問題児を花形に成長させるために投資をするのではなく、その過程を飛ばして金のなる木として購入していくという考えです。あくまでアイディアですので、現段階で投資先に対して割り振りしていますが感覚的に割り振っているので、今後アイディアの精度を高めて事業の一部として投資先を管理していきます。

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