日本たばこ産業-JT【2914】2022年通期決算が発表されました。さすがJT!!という決算でした。高配当も持続でよかったです。

食品株

日本たばこ産業-JT【2914】2022年通期決算が発表されましたので記事にします。
一時株価は低迷していた時期はありましたが大幅増配があり、配当利回りが大きく上昇して7%以上と超高配当株になりました。今回の決算で減配の可能性があるのではと市場からは購入を様子見として見ている方が多かったですが、配当の維持と明記されていて一安心の内容でした。

日本たばこ産業-JT【2914】2022年通期決算について簡単に解説していきます。

2022年通期決算全体

(JT決算短信引用)

2022年通期決算の売上高は、2兆6,578億円(対前年同期比14.3%増)、営業利益は6,535億円(対前年比31.0%増)、親会社の所有者に帰属する当期純利益は4,427億円(対前年比30.8%増)となり増収増益となりました。良い結果で着地したのではないでしょうか!保有していて良かったです。


ただ、来期の2023年の決算は減収減益を予定しています。
2兆6,290億円(対前年同期比1.1%減)、営業利益は6,120億円(対前年比6.4%減)、親会社の所有者に帰属する当期純利益は4,400億円(対前年比0.6%減)を予想しています。
たばこ事業は不況においても中毒性がある強い商品であり、独占的な地位にいる立ち位置だからこそ営業利益率も20%を超えていて、キャッシュの流れがとても良いです。
来期は予想よりも厳しいと悲観的に判断していますが、減配の可能性もなくはないなと思いますので注視しないといけないです。

売上収益は、価格を値上げしたのと円安効果を大幅に恩恵受けた結果大きく伸びました。
グローバルでCombustibles(=紙巻きタバコ等の燃焼性のタバコ製品)が伸びているのと日本ではHTS(加熱式タバコ)が伸びていると決算資料にありました。
国内では確かに、以前と比べると加熱式タバコが普及しつつあるなとよく吸っている人を見かけるようになりました。加熱式タバコでは女性も吸っているのをたまに見かけるので、ちょっとかっこいいな思う場面もあります。2021年にPLOOM X が販売されて、日本において着実にシェアを伸ばしています。日本だけでなくイギリスでもシェアを拡大しているようです。2023年ではよりシェアを獲得していくために、加熱式タバコ事業に投資を行っていくことと、加熱式タバコの次なる市場はどうやらイタリアなようです。

Combustibles(=紙巻きタバコ等の燃焼性のタバコ製品)が伸びている国がフィリピンです。フィリピンでは、2017年にフィリピン2位のタバコメーカーのマイティーからたばこ事業を取得や工場の設立など積極的に投資を行っています。
Totalシェアは7%から37%に伸びていて2位のシェアを誇っています。 No.3ブランドであるWinstonのシェアは2倍以上となっています。1位はフィリップモリスが出資しているPMFTCのようです。

営業利益、四半期純利益はプライシング効果や円安効果がサプライチェーンコストの増加を大きく上回り増益に貢献しました。

2023年の配当方針は75%を目安に配当を行っていくと明記されています。
これ以上の増配は望みが薄いのと、80%以上になったら減配という可能性もあるので気を付けて投資をしないといけないですね。
自社株買いは2013年、2015年と2019年に行われていますがそこまで頻繁に行われてはいないです。
JTのような株価上昇が期待されていないインカム重視で保有している人が多いので、自社株買いが行われたらサプライズとして映り株価上昇に繋がるでしょう。
株価上昇してもJTにそこまで株価上昇は期待しておらず、いずれ下がっていくのが予想できますが。

投資判断

現在のJTの株価は2,771円です。配当利回りが6.78%です。大幅増配から株価が上昇していき、7%とあった利回りはいつの間にか、6%後半になっていました。
僕もJTに投資を300株のみ行っていて、取得単価で配当利回りが8%とめちゃくちゃ高い水準で満足しています。
追加投資を検討していますが、現在の株価から投資を行うと含み損になる可能性がかなり高いです。
長期で高配当を受け取るというスタンスですが、現NISAで購入は考えてはおらず、一般枠で購入を検討しています。含み損を抱えてもナンピン買いもできるのでドルコスト平均法で取得単価を下げていく考えです。来年の新NISAで購入はしていく予定です。
現在JTは加熱式タバコという新しい武器を手に少しずつシェアを獲得しつつあります。国内で人口減少しているから今後成長が見込めない、ESG投資に反するから、タバコは害で嫌煙されていて成長はもうできないなどタバコ株に対して風当たりは強いです。
風当たりが強いからこそ、安く買えるチャンスでもあり、株数を増やすことも可能です。人があれこれ批判したからといって、真に受けないことが大事だと思います。
人と同じ行動、言動は安心感が生まれますが、もし同じ行動、言動をとっている人たちが間違っている可能性もあります。
自分の決断は自由の意思の表明であって、誰かにあなたじゃ無理とか、そんなのできっこないと言われようが、自分の意思を持ち続けたいです。

だから、JTにも成長性がないから投資をするべきでないとか、今後将来的に斜陽産業だからとか投資をするべきでないと言われても、場外のノイズは気にせず自分の意志で淡々と自己責任で投資を実行していきます。

今年は200株を追加で投資を検討していますのでやっと500株に到達します。急いではいないので亀のようにゆっくりと、金のなる木を育てていきます。まずは1000株を目標に投資を行っていきます。

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