今回はソフトバンク【9434】への投資判断を考えたいと思います。
ソフトバンクは不景気に強いディフェンシブ銘柄でかなりの高配当株です。
そんな高配当を維持できて、今後の成長性があるのか株価は上昇するかなどを
本記事では業績や株主還元、キャッシュフローを分析して総合的に判断できるか
を検証していきます。
ソフトバンク【9434】とは
ソフトバンク株式会社【9434】とは、ソフトバンクグループ株式会社【9984】の子会社です。
日本で携帯電話などの無線通信サービス(移動体通信事業者)や長距離、国際通信を提供するNTTドコモ、KDDIと並ぶ日本の大手電気通信事業者です。以下の4つの事業で構成されています。
- コンシューマ事業
- 法人事業
- 流通事業
- Yahoo,Line事業
1.コンシューマ事業
個人のお客様に対して、モバイルサービスやブロードバンドサービスを行っています。モバイル(Softbank,Ymobile,LINEMO),ブロードバンドサービス(Softbank光、Softbank air)
2.法人事業
法人向けにモバイル回線提供固定電話の通信サービス、付随した業務を行って
法人向けにソリューションサービスを行っています。
3.流通事業
流通事業は最先端のプロダクトサービスを提供しています。
法人→クラウドサービス、AIの商材サービス
個人→ソフトウェア、IOTプロダクト等の提供
4.Yahoo,Line事業
メディア、コマース、決済金融を中心としたサービスを展開しています。
Yahoo!ショッピング、PayPayモール、ZOZOZTOWNなどです。
業績について
業績に関してですが、2008年から少しずつ上昇しています。安定した携帯事業ですので
急激に赤字になるということはなりにくく、急激に伸びるということもないので安定的です。
売上高は年を重ねるごとに順調に伸長しています。他の大手通信事業と比較すると伸び率は良いです。
当期純利益も上昇傾向にあります。営業キャッシュフローは売上高の上昇とともに稼ぎでしていて、通信事業は儲かるなと思いました。営業キャッシュフローマージンは平均で20%を超えていますのでかなり稼いでいます。
株主還元について
配当は2020年から毎年高水準でキープしています。現在の配当利回りは5.74%(5/26日現在)でかなり高いです。他の大手通信株と比較してもかなり高い水準です。ただ配当性向は80%台となっていて、無茶をしているなと感じましたが、毎年一定の配当ですので年々配当性向が下がっているのを見ると
配当性向は下がっていきそうな感じですのでいつかは増配してくれそうです。ただ、あまり増配を期待しないほうが良いのと高配当ですので減配する可能性もあるので気を付けたほうが良いです。
キャッシュフローについて
営業キャッキャッシュフローは2018年以降上昇していて安定的に推移していてます。
投資キャッシュフローは毎年一定額を行っていて、通信事業に欠かせない設備等に必要となります。
2022年度の投資キャッシュフローが大きくなっているのがLine㈱への投資が大きく寄与しているようです。財務キャッシュフローは思ったほど使っていないなという印象を受けました。配当性向が高いのでかなりマイナスかなと思いましたが実際には違います。むしろ投資キャッシュフローのほうが上ですね。フリーキャッシュフローは改善しつつありますが投資キャッシュフローが多い年はそこまで創出できていません。
株価について
株価は現在1,498円(5/26時点)です。株価は軟調に推移しています。
そこまでは上昇はしていないです。他の通信大手と違い株価が上昇していないのでまだ買いにいける水準ですが、PBRは4.21倍とかなり割高な印象です。perは平均的で13倍となっています。
まとめ
ソフトバンクの投資判断について考えてみました。
以前はソフトバンクの株を持っていましたが、親会社のソフトバンク次第なところもあって長期で持つとなると予想できないところが多すぎるなと思い、自分の投資スタイルと合わないのと分析してみるとあまり株価の上昇は見込めなく旨味はないなと思い売却しました。
株価は1,400円台と買いやすい水準ですので100株は持っていても良いのかと思います。
ただ大きく資金を投入はできない銘柄かと思います。
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