KDDI【9433】2022年第2四半期決算が発表されました。通信障害の影響は決算にどう響いたか?決算内容はどうか?検証します。

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KDDI【9433】2022年第2四半期決算が発表されましたので記事にします。
KDDIは個人投資家に人気な会社です。連続増配をするだけでなく、財務健全性も高く、株主優待もあり、株価も順調に上昇しています。
そんなKDDIですが2022年7月2日に通信障害を起こしてしまい、携帯やその他通信サービスが使えなくなったというのは記憶に新しいと思います。
今回の決算でどう影響するか、どのような対策を実施するのでしょうか。

KDDI【9433】2022年第2四半期決算について簡単に解説していきます。

KDDI【9433】2022年第2四半期決算全体について

2022年第2四半期決算の売上高は、2兆7,408億円(対前年同期比4.4%増)、エネルギー事業収入や金融事業収入の増加等により売上は増収しました。KDDIは2016年4月の電力小売全面自由化に伴い電気サービス「auでんき」の提供を開始していて、脱炭素に向けてエネルギー事業を注力しています。

営業利益は5,585億円(対前年比2.5%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は3,543億円(対前年比2%減)です。
営業利益の減少はモバイル通信料収入(ローミング収入等含む)の減少や通信障害への対応、燃料高騰影響により減益になりました。
2022年7月2日に通信障害が起きてしまったので、KDDIはコアネットワーク設備への仮想化技術導入を前倒しするなど、中期で500億円規模の追加投資を実施を行うようです。AIを通じて障害を自動的に察知する、スマート監視機能といった機能などを強化して今後通信障害などの問題を取り除いていくとのことです。即座に投資を行えるというのはすごいなと思います。基本的にニュースでは謝罪して終わりというイメージしかありませんでしたが、問題が起こった。だから、このように解決します。投資金額はこれくらいです。具体的にどのようなことを行うか。いつ行うかなどを明確に伝えています。さらに投資金額についてはキャッシュがないと行動に移せません。
問題が起きたときに消費者、投資家、政府などに目線が向いているので、リスク対応力のすばらしさを垣間見えました。


全体的に決算の内容を見ると、減益となりましたが良い決算内容だったと思います。決算の進捗は前年通りに推移していて、通信事業がメインで収益を獲得して、稼いだキャッシュで注力事業であるエネルギー事業や金融事業など投資も行うことができています。
また注力事業の利益も創出できているので素晴らしいですね。

投資判断について

KDDIの株価は決算発表を受けて4,255円(-4.06%減)となりました。決算の内容はそこまで悪い感じではありませんでしたが、地合いが悪かったのと今まで上がっていたので下がっても当然なのかもしれないです。
僕としては投資の検討をしたいと思います。KDDIは配当利回りが3.17%(11/4)で、そこまで配当は高くないですが、毎年増配を行っていて株主優待もあります。また携帯事業は寡占的ですので営業利益率が高くキャッシュの流れがとても良いです。


株価は試算しても値上がりは大きく狙えないと思いますが、最近はそれもありなのかなと思います。
今まで株価を試算して価値が高いのに放置されている者に対して購入を検討していました。
しかしKDDIのような、株価が下がりにくい会社の株をポートフォリオに組んで、そこまで成長はしていかないですが着実に配当を貰ってゆるゆると成長する債券のような役割を果たすのはどうかと考えています。今までが景気敏感株を購入していることが多いので、来年に購入を検討しています。

まとめ

KDDIの2022年第2四半期決算について解説しました。
内容は悪くなかったのですが市場からはあまり肯定的ではなかったようです。
将来的にも堅実に成長していくと予想されますので、100株は持っていたい会社の株です。
今後も注目していきたいです。

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