花王【4452】2022年第3四半期決算が発表されましたので記事にします。
花王は前期の2022年2Qは芳しくなく、今回の決算の2022年第3四半期決も同様業績が芳しくないようです。僕は300株保有していますが、含み損が▲50万円程あります(笑)。配当を入れると▲50万を切りますがなかなか心境は穏やかではないです。
決算の内容を確認して今後保有するか、それとも損切りするか、損出しするか判断していきます。
花王【4452】2022年第3四半期期決算について簡単に解説していきます。
2022年第3四半期決算全体
2022年12月第3Q時点の売上高は1兆1,277億円(前年同期比10.5%増)となりました。営業利益は769億円(前年同期比29.4%減)となりました。要因としては原材料価格高騰や為替の変動や中国年封鎖の影響などが挙げられます。戦略的な値上げを実施していますが、それ以上に厳しい環境に置かれている現状で、四半期純利益も594億円(前年同期比28.9%減)となっています。
原材料高騰が為替の影響と共に利益を縮小しています。
パーム油などの天然油脂は原材料高騰から落ち着きあるものの、紙パルプや石化原料などは依然として高いままです。
2022年度の経営方針として市況に依存しない事業体質に変えると言及しています。
原材料高騰に対して、商品の値上げを積極的に行っていくとのことです。
2022年4Qでは値上げで見込みの効果として70億円程押し上げる効果があると資料にはありますが、
少し楽観的すぎないか?というのが印象です。
厳しめに言うと決算資料から花王の無駄にプライドの高さが見れてしまって、もう少し数字に対して悲観的に見るべきではないかと思いました。現実から目を逸らしているような楽観的な資料でした。
また前回では、決算資料の中に2022年決算資料の中に業績予想がありましたが、今回はないですね。隠しているみたいで潔くないですね。下方修正するならすると、はっきりすればよいですが。
事業別にみると主力であるハイジーン&リビングケア、ヘルス&ビューティーケア、ライフケアが対前年で大きくマイナスになってます。全体的に原材料高騰により利益が減少しつつづけています。
ただ、化粧品事業とケミカル事業に関しては対前年比でプラスになっています。
化粧品事業では『KANEBO』、『KATE』などの商品が売り行きが良かったようです。中国ではまだ厳しい現状ですが、欧州では需要が回復しつつあるそうです。
ケミカル事業では、価格改定等で全体的に利益を前年度と比較してよかったようです。
投資判断について
花王の株価は決算発表を受けて5,114円(-8.68%減)となりました。
花王でここまで下がっているのは初めてみたかもしれません。決算資料から花王の良くない部分しか見えませんでした。
保有し続けるつもりでしたが、考えが変わりつつあります。100株だけ損切りして違う資産に切り替えるか検討中です。
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