2023年8月1日花王への投資の売却と撤退をしました。花王の失敗から学ぶことが本当に多かったです。今までありがとう!

化学株

2023年8月1日に花王を売却しました。売却しましたので、すでに花王の保有してる株は現在ありません。僕の今の判断が良い結果となればと思い、決断を下しました。
後悔はまったくありません。
後悔というより、気持ちがスッキリしています。
今日の花王の決算発表も全部は見ていませんが、内容は悪化しているとわかりました。
花王の投資の失敗から学ぶことが多かったです。
僕の失敗談から反面教師にして同じ失敗をする人が減ってくれたらと思い記事にしました。

花王の投資を完全撤退しました。つまらない意地を張っちゃいけない。失敗は潔く認める事が肝心だが、人はそう簡単にできてはいない。

花王の売却が終わり、ようやく保有株数が100→0になりました。とても悔しいですが、失敗を認めざるを得ません。最終的に損失が▲46万円、配当が75,222円を累計で頂いて、トータルの損失は38万4,778円となりました。
売却を決意した理由は、花王の株価が上昇してきていてようやく今投資をしている分でプラスになったのと、プラスになったら売却する意思を固めていたからです。
花王の株価が上昇していたのは、おそらく罠だったのではないかと考えています。毎回今度こそ花王の業績は回復して株価も上昇するはずだと信じて投資をする人が多いと思います。決算発表の時まで株価を上昇させて、業績が発表されたときに大幅に株価を下落させて個人投資家のメンタルを攻めて投げ売りさせるという策略であると仮説で思いました。
何度も花王の決算発表を見てきて、分析すると次の決算も厳しいとなんとなくわかります。中期経営計画もこのままいくと、未達どころかひどい結果になりそうだと予想できます。
僕も切実に花王の株価はいずれ上昇すると思っていました。しかし、人は今の現状を見たいように見ます。現実から目を背けます。
話は変わりますが、僕は観葉植物育てているのですが、あるときゴムの木という植物を3年間ほど育てていました。育てていましたが、あまり元気がなく今までこんなことなかったのになと思っていました。ある時、母親が訪ねてきてそのゴムの木死んでいるよと言われて、僕は否定しました。そんなことはない、ちゃんと葉っぱもあるし、昔と変わっていないと言いました。しかし、母親はゴムの木の幹のほうを軽く押すと、幹から水が出てきて本当に駄目だったんだなと思いました。
その時、僕は現実を見たいように見ていたと思い知らされました。元気がないという現実を知っていたにもかかわらず、そのまま年月が過ぎればまた復活すると勝手に思っていました。元気がない時になって初めて、失って初めて、人は取り戻そうとします。
恋人や友人との関係もそうです。恋人といつのまにか関係性があまり良くないという現実に気づかず、別れる手前になってようやく現実を直視することになって、取り戻そうとしても結果は変わらないのに執拗に追ってしまうという経験はある人もいるかもしれません。

話は戻りますが、僕は花王に投資をしていつ株価が戻っていくと、損失を取り戻そうと時間をかけて何度も待ち続けました。現実を直視すると、花王への投資は失敗だと認めたくない自分がいたんです。失敗を認めたくないというくだらないプライドが、現実から目を逸らしてしまいました。
今回の花王の売却でようやく、くだらないプライドを捨て去ることができました。

マトリックスの映画で出てくる青い薬、赤い薬がありますが、青い薬を飲むとすべてを忘れ、もとの世界に戻る。赤い薬を飲むと真実を知る。今まで僕は青い薬を飲み続けていましたが、ようやく赤い薬を飲み現実を直視しました。赤い薬は不確かな未来で、厳しい過酷な環境ですが、青いカプセルを飲み続けて漠然と違和感を感じながらも自分が思い描いたようにいつかなると勝手に考えていましたが、今回はあきらめました。諦めるということばの語源は明らむという明らかにすること、諦という言葉は仏教で真理、道理を意味します。諦めるとは真理や道理を明らかにしていくときに、自分の願望が成就しないときに、その思いを断念して納得するというプラスの考えです。


気持ちがスッキリしました。失敗を次の成功につなげよう。もし自分が損失を抱えて、間違えていると気づいたのであれば、容赦なく損切りしよう。また一つ投資家の階段を一歩上りました。

もしこの記事を読んでいる人がいて、含み損を抱え続けて、株価上昇するだろうと思っている方がいましたら、自分を分析してみてください。
自分の失敗を認めたくないだけでプライドが許せないのではないかと一回考えてみてください。
もしそうであれば、一旦売却も視野に入れるべきです。来年はどうなっているかもちろんわかりません。株価が上昇しているかもしれないですし、下がっているかもしれないです。
僕は長期的に見て正しい判断だと理解して今回の花王の売却をして、完全に投資を撤退しました。
後悔はありません。
花王の売却後にまた200株をアステラス製薬に追加で投資をしまして900株になったのですが、すぐに200株を売却しました。
アステラス製薬に魅力がなくなったのではなく、今の市場で大きくチャンスが出てくるのではないかと思い資金温存していこうと思いキャッシュを貯めて今はチャンスを窺っています。ここまで日本株が下がってくるのは思っていなかったので、短期の売買をするのはしたくないですが、チャンスを捉えるためにもアステラス製薬を売却して700株となりました。

東京海上ホールディングスかMS&ADが大幅に下がればなと今はおもっています。
他にも選択肢として考えていますが、今のところ損保2社のみ下がれば狙っていこうと考えています。SOMPOホールディングスは検討の視野に入っていません。不誠実な投資先には投資をしないと決めています。不誠実な投資先で儲けても、短期的には良いかもしれないですが、長期的にはあまり良くないなと判断しています。

いつか花王が復活したときに、僕が投資家として少しずつ成長していったときにまた投資先として良いと判断できたのであれば、その時は花王に投資をしていこうと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました