みずほリース【8425】中期経営計画2025年を読んで投資先としてよいのでは?長期投資先として来年に向けて投資を考え中。

リース株

みずほリース【8425】の中期経営計画2025年を検証します。長期投資先として株主還元の良さ目立ち、来年の新NISAの投資先への候補となりました。
みずほリースの中期経営計画について検証していきたいと思います。

中期経営計画2025年概略

みずほリース中期経営計画2025年説明資料引用

中期経営計画によると2025年に当期純利益は420億円(2022年284億円)、配当性向が30%(2022年は25%)、ROAは1.6%以上、ROEは12%以上を目標としています。
中期経営計画によると3年総額で1,500億円の投資を行い、営業資産残高を積み増していき、質の高い成長を目指すとあります。
みずほとの連携をさらに深めることで、みずほが有する顧客基盤へのみずほリースのサービスを提供することでより質がある成長に繋がるとあります。
また、みずほ以外にも丸紅との連携で成長事業のグロースに該当するグローバル事業の成長をしていき、さらにリコーリースとの連携を図ることで相乗効果を生むとあります。

みずほリース中期経営計画2025年説明資料引用

みずほリースは事業ポートフォリオ別に大まかに三つに分けられています。

①コア事業-国内リース、不動産
→着実な利益を獲得できる収益源の基盤

②グロース事業-グローバル、航空機、戦略投資、環境エネルギー
→2022年度では、事業ポートフォリオの中で2割ほどの割合でしたが、2025年度では3割ほどまでに占めるほどの成長。
2023年1Qでインド・リース会社「Rent Alpha Pvt. Ltd.」の買収を完了しています。インドの成長に関しては、今後もまだ成長していくと思いますので、期待できそうです。これが中国の会社であれば、大丈夫かと心配していました。2023年1Qだけでも、けっこうみずほリースは動いているので、成長に関しては今後安心できる感じがします。現状維持の会社より、環境の変化に対応してリスクをとって挑戦していく会社のほうが僕は好きです。

③フロンティア事業-サーキュラーエコノミー、XaaS等
→サーキュラーエコノミーとは、パートナーとの協業でビジネスプラットフォームを構築して脱炭素等の環境に配慮したソリューションサービスを提供します。
2027年度からなので、まだ芽が出ていないですが、今後成長できるであろう成長分野です。

グロース事業の成長率がとても芳しい予想となっています。営業資産残高を積み増していく中で、グロース事業に力を入れてく姿勢が窺えます。
2023年度1Qの決算の中で営業資産残高が2兆6,049億円と前年同期比で2,209億円営業資産が増加していて、不動産・環境エネルギー事業が2,020億円の営業資産残高が増加しています。
営業資産残高を積み上げだけでなく、ROAを1.6%に目標としているので、コア事業の資産のさらに収益化することやグロース事業の資産の割合が増えていくことでROAが1.6%以上に到達すると思われます。営業資産残高の増加と共に売上の増加、EPSもゆっくりとではありますが成長し続けています。

配当性向に関しては2025年度の中期経営計画で、30%を目指すとあります。
みずほリースは連続増配株として知られていますが、連続増配しているにもかかわらずまだまだ配当性向が30%にも満たしておりません。2025年度の当期純利益が420億円として、epsをざっくり計算すると857円で、配当性向を30%とすると、一株当たり配当は257円となります。
現在の株価は4,715円(2023年10月20日)で配当利回りを計算すると5.4%!!今後も営業資産残高の積み増しで、売上と利益の拡大も見据えるとさらに増配も期待できます。
また、みずほリースは株主優待のQUOカードもあります。1年未満で3,000円、1年以上で4,000円となっています。
一株あたり257円(配当利回り5.4%)、優待利回り0.6%(一年未満)、優待利回り0.8%(一年以上)ですので長期で持てば6%以上の総合利回りの投資先となります。
長期投資の観点からさらに、増配をして長期で保有し続ければ配当の増加が目に見えてくる投資先だと判断しています。
またみずほリースは資料から一株当たり配当の成長率を他社に負けないように意識しているので、増配に関しては力を入れていくことが窺えます。

以前リコーリースを分析したときに、みずほリースよりも売上が大きいのにそこまでリコーリースは稼げていないな感じました。ただ、リコーリースは株価を試算したときにまだまだ株価の上昇余地がありましたが、結果的にみずほリースのほうが株価が上昇していました。

おそらく、実現可能性は低いですが、リース業界も再編が多くなされてきたので、みずほリースとリコーリースが一緒になる可能性があるのではないかなと思います。
リース業界の会社はとても魅力的な投資先が多いです。ただ、人気だからと鵜呑みにせずに、リース業界の事業を理解して、リスクを理解して投資をしていこうと思います。

みずほリースに関しては僕が分析してから株価が上昇して手が出せないかなと思いましたが、最近自分の考え方も変わりつつあります。
今までは、株価下落のチャンスを窺いつつ、弱気相場の時に積極的に投資を行っていましたが、
最近は株価の乱高下が多いのでメンタルにもあまり良くありません。
なので、株価に関係なく優良株であれば資金管理してコツコツと購入していく、株価上昇期待よりも配当増配に焦点を当てた投資を行っていこうと思います。

米国で金融不安が膨れてきているので、金融株に投資をしている人は注意しなければなりません。
先ほど新聞でアメックスの決算の発表の記事を読み、増収増益でしたが、個人の支払いの延滞率や借金残高が増えているので、デフォルトが増加しているという内容のもので株価が下がっていました。
日本でもコロナの融資の時の返済ができずに倒産する企業が増えてきているとあります。
だからと言ってその言葉をうのみにするのではなく、実際に自分で元の数字を確認して深堀して、実際に現場に行ってどうなっているのかを検証していく必要があるのかもしれないです。

もしかしたら暴落が来てチャンスが訪れるかもしれません。
ニュースや、新聞で不安や恐怖の言葉が出てきているのであれば、もしかしたらそれは買いのチャンスが来ているのかもしれません。

三菱HCキャピタルも良いなと思いますが、今は金融株の購入優先順位は全国保証次に、東京センチュリーかみずほリース、MS&ADかなと思います。購入単価が高いので分割してくれたらありがたいです。




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