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兼松【8020】から配当金の入金のお知らせがございましたので現在の持ち株の兼松の損益について共有したいと思います。
配当金の実績を公開しているのは、これから高配当投資をする人に配当金の入金の実感を知って欲しい事と、高配当投資をしている人には、長期保有を前提に高配投資をしていくと実績としてどうなるかなどを実感してい欲しいので公開しています。
少しでもお役に立てれば幸いです。
現在の損益状況について
現在(2023年12月8日)時点で僕は兼松を300株保有しています。配当金は300株をNISAで運用していますので13,500円(=300株×1株45円)となりました。2022年12月1日から保有していますので、累積の配当金は2023年6月時点で32,000円を受け取っています。
2024年6月には13,500円(=300株×1株45円)の配当金が入金予定で、累積の配当金は45,500円の予定となります。現在の配当利回りは、4.50%、取得単価利回りは6.05%となります。
安定感のある配当だけでなく、配当利回りが高いのでとても重宝しています。
取得単価で配当利回りが高いのは保有株でJTが取得単価利回りで8%と一番高い利回りですが、兼松が次いで二番目に高い配当利回りとなっています。
保有し続けて、業績の向上とともに配当も増配すれば、配当金の受取額が増えていくだけでなく株価の上昇も実感してくると思います。
現在株価は1,998(2023/12/8)で取得単価は1,486円です。保有期間は1年10カ月9日です。保有株数は300株をNISAで運用しています。損益は153,600円(34.45%)となりました。兼松の配当累計は32,000円です。
トータルの損益(配当含む)は185,600円(38.6%)となりました。
兼松の最近の株価は1,900円以上が定着してきました。最近では円高の影響もあり、円安で好業績の企業は売られやすい状況が続いています。
兼松も円安の恩恵を受けているので、業績は来期以降は不透明な点があります。
しかし、それでも僕は兼松に継続的に投資を行っていきます。
まず事業構造が伊藤忠商事同様非資源割合が多い点が挙げられます。
兼松の事業セグメントは以下の四つに分類されます。
中でも電子・デバイス事業は、兼松の主力事業となります。
・電子、デバイス
・食料
・鉄鋼、素材、プラント
・車両、航空
電子・デバイス事業は子会社であった兼松エレクトロニクスのTOBに取込により利益も増加して、配当も増加しています。
ICTソリューション事業は今後も需要は底堅く、成長も期待できる分野です。
また兼松に関しては数値の目標値が保守的に見積もられる傾向にあります。
2024年の事業別セグメントの利益の2Q進捗率が食品事業は97%、車両、航空が93%の進捗率となっています。ただ、電子・デバイス事業の進捗率は50%以下となっていますので好調なセグメントによってバランスよく今期の通期目標の235億円を達成すると思われます。
中期経営計画では純利益を200億円の目標値としていたので、計画以上の数値である235億円は達することはできなくても、計画値以上は達成するので健闘したのではないでしょうか。
CEOが変わり宮部CEOになったことで、今まで保守的に堅実に経営していた兼松が攻めの姿勢に変わっていたなという印象になりました。
宮部CEOになってから子会社2社をTOBするというのはけっこう攻めたなと思いました。
グループ一体経営の実現に向けて新中期経営計画における経営戦略を機動的に実行できるようにするためにTOBをしています。グループ一体経営の実現をすることで情報・ノウハウ、人材、営業基
盤、資金などのグループ間シナジーを発揮できるように体制を整えています。
グループ一体経営が実現することでさらに企業向上に繋がります。2023年9月27日にグループ成長戦略推進室を新設しています。グループ一体経営実現に向けてさらにスピード感が高まっています。
今期で中期経営計画が終わり来期の中期経営計画は宮部CEOになってどう計画されていくかがとても興味深いです。
来期に新NISAで投資をしようとする対象に入っています。
兼松はあまり目立っていないので、株価上昇も限定的です。現段階で配当利回りが4.5%ほどで高配当です。
もうちょっと評価されても良いなとは思いますが、株価が上がらないのであればチャンスと捉えて継続して投資を行っていきます。
しかし、商社の割合が大きすぎるとポートフォリオの変動が大きくなってしまうので、バランスよく業種別にポートフォリオを組んでいきます。
また最近全体的に株価が下落しているようです。
そこまで株式市場をあまり見ていないので、ニュースで日経が大幅に下がったとあったのでそうなんだとみていました。
僕は前から思っていたのは、やはりコントロールできないことに焦点を当てないことが大事だと思います。自分が経営しているわけではないのと、人の感情や考えや判断などで株価が決まっていきます。
株価のコントロールをすることはできないです。コントロールができないことに対して、あれこれ感情的に思っても思いが一方通行なだけで何も変わらないです。
コントロールが少しでもできるのは、配当金を一歩一歩着実に積み上げていくことです。もちろん投資先の業績が傾き減配して配当金が減る可能性がありコントロールできない部分ではあります。
自分が分析して良いと思った企業に対して、長期投資を行い忍耐強く配当金を受け取り着実に積み上げていくことがコントロールできる部分です。自分の意志や考えや行動はコントロール可能です。
時が経つとともに、投資の知識や経験が蓄積されて、配当金も積み増されていき、さらに再投資が行われることで配当金が増えていきます。
結果がすぐにでる投資方法ではありません。
それでも、堅実に着実に一歩一歩積み上げていくことが大事だと思います。
一歩一歩積み上げていく過程で、学ぶことが多くなっていきます。結果も大事ですが、過程の中で培われた能力がかけがえのない資産となると思います。
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