兼松【8020】2024年3月期第2四半期(7-9月)を発表しました。増収増益!新NISAの投資先として検討中。

商社株

2024年3月期第2四半期(7-9月)が発表されましたので記事にします。
兼松に投資をして現在300株のみ保有しています。
兼松に投資をして1年9月8日となりました。長期で保有してくると情報収集でさらに事業の理解や会社の魅力などでさらに握力が強くなるので、配当の恩恵や会社の成長の恩恵を受けています。

1Qの決算は前期が良すぎたためか、少し苦戦した内容でした。しかし、今回の決算は全体的に進捗率が良く安心できる内容でした。ただ保守的に見積もりすぎなところは兼松らしいなと思いつつも、そこが良い所なんだなと実感しています。
今期の目標の純利益の235億円の到達は難しいのかなと悲観的に見ていましたが、少しずつ現実味を帯びてきてギリギリ達成はできそうな感じですが油断はできません。
今期が中期経営計画のラストなので良い結果を残して、来期の中期経営計画も期待できる内容になればと思います。

兼松【8020】2024年3月期第2四半期(7-9月)について見ていきます。

兼松【8020】2024年3月期第1四半期(4-6月)を発表しました。前期が良すぎたので、少し陰りが出てきたかもしれないですが、タイミングが合えば投資を検討しています。
2024年3月期第1四半期(4-6月)が発表されましたので記事にします。兼松に投資をして現在300株のみ保有しています。投資先として、とても満足しています。今回の決算は前期が良すぎたためか、少し苦戦した内容でした。今期の目標の純利益の235...

2024年3月期第2四半期全体について

(兼松決算短信引用)

2024年3月期第2四半期の収益は4,741億円(前年同期比5.5%増-進捗率45%)、営業利益は224億円(前年同期比1.6%増)、親会社の所有者に所属する四半期純利益123億円(前年同期比1.0%増-進捗率53%)となりました。

前年同期比で増収増益となりました!他の総合商社が大幅に減益となっている中、増収増益は素晴らしいですね。第2四半期で過去最高益となってます。

根幹の事業である電子・デバイス事業が好調です。兼松エレクトロニクスを取り込んだので良い方向に向かっています。電子・デバイス事業だけでなく、鋼管事業や航空関連部品の取引も好調に推移した影響もあり、増収増益に繋がりました。
1Qの時は半導体部品の販売が好調で半導体部品・製造装置事業が良いのも増収に繋がりましが、今回の決算ではICTソリューション事業が好調なようです。兼松は半導体市場に製造・検査装置等の販売、保守サービスの提供も行っていて、直近でジェイエムテクノロジー株式会社の株式を取得しています。ジェイエムテクノロジー株式会社の株を取得したことで事業領域の拡大や半導体装置の保守、改善などの強化などを行います。

僕はsumcoの株式分析をしたときに、僕には半導体の投資の難易度は高いなと感じましたのであまり、配当利回りが良くてもあまり買うのは控えています。
11月8日にsumcoの決算をちらっと情報をみたのですがsumcoが減配しているのをみて、投資をしないでよかったです。やはり半導体株は難しいなと思うので安易に手を出すべきではないなと思います。

半導体株への投資の難しさを痛感しました。配当利回りがよかったのでSUMCO【3436】に投資も考えていましたが、悩み中です。
昨日SUMCO【3436】の分析をしていて、配当利回りが良くて株価もそこまで上がってないので投資先として良いいのではないかと思っていました。業績の分析をしていてなかなかよい投資先と思っていましたが、上級者でないと扱えないなと思いました。ただ...


電子・デバイス事業の収益は1,476億円(前年同期比10%増-進捗率51%)、親会社所有者帰属四半期利益は62億円(前年同期比33%増-進捗率44%)です。電子・デバイス事業は収益に関しては進捗率が50%を超えていますが、利益に関しては進捗率が50%以下です。
ICTソリューション事業は好調でネットワーク、セキュリティ関連の案件が好調です。また、モバイル事業に関して以前までは利益が落ち込んでいましたが、ようやく増益になっています。

食糧事業の収益は1,706億円(対前年同期比1%減-進捗率47%)、親会社所有者帰属四半期利益は25億円(前年同期比25%減-進捗率97%)です。利益に関しては進捗率が97%!!しかも2Qにおいて!26億円が四半期利益の目標ですので、達成は目の前ですね。確かに前年同期比で大幅に減益となっていますが、結構保守的に見積もっていたためか進捗率は余裕で超しそうですね。兼松は以前から保守的に見積もる印象だったので、今回の目標値に関しては保守的過ぎました。食料に関しては利益に関して上方修正してくれると思います。畜産事業や食料事業に関しては前期の海外の相場高や円安の影響もあるので見積もりも保守的になるのはわかります。でも保守的で堅実な兼松が好きです。長期保有していく気持ちが高まります。

鉄鋼・素材・プラントの収益は1,056億円(対前年同期比15%増-進捗率53%)、親会社所有者帰属四半期利益は21億円(前年同期比36%減-進捗率43%)です。利益の進捗は50%を下回っています。
鋼管事業は北米との取引で好調で増益でしたが、工作機械・産業機械事業は仕入れコスト、販管費の上昇で減益です。

車両・航空事業の収益は442億円(対前年同期比4%増-進捗率49%)、親会社所有者帰属四半期利益は11億円(前年同期比128%増-進捗率93%)です。四半期利益の目標が12億円なので、もう達成間近です。

食品事業と同様に保守的に見積もりされているので利益に関しては、進捗率はとても良いです。以前までは車両・航空事業に関してはあまり業績は良くありませんでしたが、コロナの影響も薄まり航空機の需要も増えてきたので、その分業績も改善されています。

車両・航空事業に関しては食品事業同様上方修正してくれると思います。ただ電子・デバイス事業と鉄鋼・素材・プラントの利益の進捗率が50%を下回っているので車両・航空事業と食品事業が利益を補う形で通期の目標四半期利益235億円を達成してくれるはずです。中期経営計画(2018年4-2024年3月)の目標値では200億円の当期利益を目標としていたので、中期経営計画の目標である200億円を達成する予定ですので、計画以上の結果となり良かったのではないでしょうか。
また中期経営計画を新しく発表した際には、保守的に見積もりつつも堅実で着実に進んでいくスタイルは崩さないと思いますので期待をしたいと思います。

財務に関しては、兼松エレクトロニクスと兼松サステックの株式を購入するために借入金が増えていましたが、自己資本比率が19%→19.7%(2023.1Q)→20.9%(2023.2Q)に改善しています。ネットDERも1.15倍→1.11倍(2023.1Q)→1.19倍(2023.2Q)と少し悪化しています。自己資本比率は改善しましたが、ネットDERは少し悪化しているので、負債は増えているので注意が必要です。

投資判断について

兼松の現在の株価は1,976円(202311月8日)、PBR1.13倍、配当利回りは4.55%です。
直近では市場が不安定であるのと、決算で悪い内容がでたら結構敏感に反応して売られることが多くなってきました。兼松に関しては決算発表でそこまで悪い内容ではありませんでしたが、若干下がっていました。
商社で増収増益をしてるのは少数派ですので、兼松はもっと評価されても良いのではと思いますが、一方で来年の新NISAで追加で投資を検討しているので買いにくくなるので目立ってほしくないと矛盾も抱えています。
僕には兼松のような堅調な業績で保守的に見積もる企業に投資をしたほうが安心して夜も眠れますし、安心感があります。同じ銘柄をコツコツと継続して購入するのは、地味で退屈かもしれません。他の銘柄のほうが魅力的に映るかもしれません。自分が分析して、良いと思った投資先がさらに保有して魅力を深堀できたときには追加で投資をするべきなのではないかなと思います。KDDIの決算の分析の時にも安心感がある内容でした。

KDDI【9433】2024年3月期第2四半期(7-9月)を発表しました。安心感のある決算の内容でした。
KDDI【9433】2024年3月期第2四半期(7-9月)を発表しましたので記事にします。2024年第1四半期の時には決算の内容で少し懸念する内容があり今期の業績は厳しそうだと考えていましたが、その考えを覆す安心のある決算内容に変わりました...


兼松はまだ配当利回りが4.5%と高配当で、配当性向も35%台となっています。来期の中期経営計画でどうなるかわかりませんが、株主還元を厚くするようであればさらに魅力度が高まっていきます。
自社株買いは兼松はあまり積極的に行っていませんでしたので、自社株買いを行っていくようになれば一株の価値も高まり、より企業の価値が高まっていくと思います。
そのように考えれば、投資先としては長期保有先として今後も保有し続けたいと思います。
株価を試算して、今から株価上昇余地はそこまで期待はできませんが、長期で保有して配当金を受け取りつつ、着実に業績を積み上げていけば、長期的に見て資産の拡大に貢献していくと判断しています。

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