花王を100株売却(2023年7月12日)-残り100株となりました。

化学株

2023年7月12日花王を100株売却しました。花王を100株売却した経緯について記事にしていきます。この記事を読んで少しでも投資にお役立ちできれば幸いです。

花王を100株売却しました

花王の売却を100株のみ行いました。やっと売却して残り100株のみとなりました。売却にためらいがありました。売却することが本当に難しかったです。
花王を売却した理由は競争優位性が落ちてしまい、長期的に保有する企業ではないと判断したためです。花王は国内での売上が半分以上を占めています。花王の海外進出はユニ・チャームなどと比較すると、上手く行っているとは言い難いです。
長期的に見たときに、国内の売上は結構厳しくなってくるのではないかと思っています。国内の税金の負担や社会保険料の増加などで消費者購買意欲が減っていき、花王の商品の価格が上がってきています。花王の商品は生活に欠かせない商品が多く、需要は減らないと思います。しかし、今まで日本はデフレの状態で物が安く買えていた状態でしたが、企業の相次ぐ商品の値上げで消費者の購買意欲も下がってきていると考えています。その中で、日本人がとる行動はいかに物を安く購入できるかを考えるか、極力物を買わないようにするという行動の変化が出てくると思います。
国内の厳しい現状の中、花王の競争優位性が低下してきてしまい、業績が今後低迷してしまうと判断したため売却しました。
花王がもし国内の売上が50%以下で海外の積極的に展開しているのであれば、まだ保有し続けていたかもしれません。今から花王が海外で積極的に展開しても、他の大手の企業がすでに根付いているので海外で競い合うのは厳しいとみています。花王はかねてから中国に力を入れていくとしていますが、悲観的に見ると中国の成長も鈍化していく中で長期的に見ると厳しいとみてしまいます。
reborn kaoやanother kaoといった言葉遊びをするのではなく、もっとやるべきことがあったのではないかと思います。言葉ばかりが先行してしまい、言葉で終わっている感じがしています。

連続増配銘柄である花王は株主還元に積極的です。連続増配は諸刃の剣であるとも花王の投資を通じて理解しました。連続増配がある故に、業績が長期的に低迷したときに、配当性向が高まっていき、もし万が一減配してしまったら大やけどを負います。連続増配という指標は確かに、株主還元に積極的であるとすぐわかり、信頼できる指標であると思いますが、業績が悪くなってしまったら重い足かせとなってしまいます。

花王の株価は今5,300円台で、良品計画のように業績が回復していくと報じられれば、株価も少しずつ回復していくと思われます。
僕の今のスタンスは配当を重視した投資を行っています。仮に花王の業績が回復しても、利益は以前ほどは稼げなくなっていて、増配額も数円単位だと思いますので増配率もあまり芳しくないと予想しています。増配率が低く、長期的に業績があまり良い見通しではないと考えると花王を売却せざるを得ないと判断しました。花王がもし減配したり連続増配をストップしたりして、株価が3,000円台~4,000円台になるのであればそれはチャンスであると思います。割安で業績は好調なのになぜか株価が上昇していない企業であれば積極的に投資をすべきだと思います。自分が分析して欲しい株の株価が上昇局面にあっても、含み損を抱えても長期的に見て保有するべきと判断すれば投資を行っていくべきだと思います。
僕の場合は、花王に投資をしたタイミングは悪すぎました。人がおすすめしているのを見て購入してしまい、取り返しのつかない失敗をしてしまったと思っています。しかし、花王の投資の失敗から学ぶことが多かったです。

花王の業績は今の原材料高等が落ち着けば、利益も回復して値上げの効果もあるので数年後には回復している可能性はあります。株価も大幅に上昇するかもしれません。
そのように考える人が多数いると思いますが、悲観的に考えてそう簡単に業績は回復していかないのではないかと予想します。

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