少額から投資を行うべき理由について。少額資産にこそ意味がある。

経済的自由に向けて

新NISAが始まり投資をする人が増えていると思います。
たまに少額しか投資をしてもそんなに増えないからやる必要はない、それよりも自分のためにお金使って給与を上げたほうがいいというかたもいらっしゃいます。
僕も自己投資に関しては、お金をかける事には賛成しています。

しかし、だからといって少額の投資は今はないとは全く言えないと思います。
少額の投資にこそ意味があることについて自分の考えについて共有したいと思います。

少額から投資を行っていくべき理由について

僕は少額投資でも資産が増えるスピードが遅くても意味が十分にあると思います。
たしかに含み益もそこまで大きくない、配当もそこまでもらえるわけではないです。

最初はだれでもゼロからスタートです。
僕も少額から始めました。少額から始めたのは、本当に高配当株に投資をして配当金なんて入ってくるのかまずは不安だったからです。
でも最初にキヤノンから初めて配当金が入ってきたときには本当に感動しました。
これが配当金か、もっと増やしていきたいと思い少しずつ倹約して入金力を増やしつつ高配当株に追加で投資を行っていきました。

少額から初めて良かったのは、少額なので失敗しても大きな大失敗にまではならないことでした。
もし投資を始めようとして、元手が1,000万円があったとして、一気に1,000万円を投資をしたとしましょう。何か暴落があったときに、資産が大きく目減りしてしまいます。経験値がないので、急に目減りしてしまうとどうすればよいのかわからずに損切りしてしまい、資産を大きく減らしてしまいます。
自分の投資軸や手法、投資スキルなどあらゆる能力がゼロのまま資産を大きく投資をしてしまうと、失敗する可能性が大きくなります。

少額から始めると、仮に暴落があったとしてもそこまで大きく痛手にはなる可能性は低いです。
またやり直すチャンスがあるからです。失敗しても少額なので自分の投資手法もどれがよいのかも考えることができます。高配当投資で失敗すれば向いていないと割り切れますし、成長株のほうが向いているかもしれません、インデックス投資のほうが自分は良いと考えるかもしれません。
少額から自分のペースで行っているので、仮に資産が増えるスピードが遅くてもコツコツ行っていけば、投資の過程で投資スキルを少しずつ獲得することができます。
僕も投資をする過程で様々な投資スキルを得る機会を得ました。メンタルのコントロール、株式分析、忍耐力、自己理解力、判断力、長期的視点、大局観、資金管理力、リスク管理など投資の過程で学ばせていただきました。
完全に自分のものにはできていないですが、少額からコツコツ行ってきた過程で投資スキルを得ました。しかし、もし自分が一気に資金を投資していたら資産をリスクにさらして投資に失敗して辞めていたと思います。資産の変動幅にも耐えることができなくなると思います。
少額から投資をすると、資産の変動もそこまで大きくありません。資産の変動幅にも少しずつ慣れていく必要があります。少額からコツコツ行っていくと資産が増えていき、資産の変動幅も大きくなっていきます。+2万円だったのが、急に-5万円だったり、資産の変動が慣れていき資産が増えていくと、-10万円、+15万円だったり、さらに資産の変動幅が大きくなってきます。資産の変動に対する自分のお金の器がその変動額に対して耐性がついていきます。
一気に500万円とか1,000万円のお金を投資していたら、資産の変動額にこんなにマイナスになるとは考えていなかったとか経験値がなく慣れていないので含み損に耐えられずに損切りしてしまったり、利益が少額なのにすぐに利益を確定してせっかくの含み益を伸ばすチャンスを逃してしまうかもしれません。

ドラゴンボールで例えてみようと思います。最初に孫悟空は弱い敵を倒して次にナッパ→ベジータ→ギニュー特戦隊→フリーザを倒していき成長していどんどん強くなっていきます。
孫悟空がいきなり手っ取り早く終わらせたいからと自分の力を過信して、ベジータを飛ばして、フリーザを倒しに行ったら、あまりの敵の強さに絶望して悟空は闘う気力があるかどうかわかりません。
孫悟空は、敵を倒す過程で学び、自分について知りより成長して敵と対峙して闘い成長していきます。
ドラクエでも自分のレベルが仮に30~50くらいだからと自分の強さを過信して、スライムとか中ボスなど倒さずにラスボスの魔王を倒しにいくというのは無理です。
スライムとか倒して中ボスとか倒して、自分自身の能力を知り、どれくらいの攻撃に耐えられるか、どれくらいで回復しないと負けてしまうか、どれが攻撃呪文か、自分の得意技はなど闘いを通してレベルアップして成長していきます。

投資でも同じことが言えます。いきなり投資を大きくするのではなく、少額から投資をしていき、失敗して学び、投資をする過程でさらに学んで実践して、自分の得意な能力は何か、伸ばしていくべきスキルは何かなど吟味してさらに資産の変動額にもうろたえずに、自分自身が成長していきます。

定年で退職した資金を下に資金を投資するのは、もし経験値がない場合にはとても無謀であると思います。
だから、少額投資にこそ意味があります。
少額投資なんて意味はないなんてとんでもないです。少額投資だからこそ意味があります。

アーノルド・シュワルツェネッガーみたいに筋肉バキバキになりたいといって、筋トレをしたとしましょう。
筋トレのトレーナーにアーノルド・シュワルツェネッガーみたいになりたいので、トレーニング方法を教えて欲しいと言い一日トレーニングをしても一日でアーノルド・シュワルツェネッガーのようになれるわけではありません。
軽いダンベルから始め、栄養素や休息など一日、一週間、一年、五年とさらに積み重なって彼のようになれます。
急にアーノルド・シュワルツェネッガーみたいになりたいと言って、全力でトレーニングをしても一日でなれるものでもありません。一カ月でも一年でもなれるものでもありません。
ダンベルを急に持ったことがない重量で、自分を過信して持ち上げると怪我をしてしまいます。

一気に全力でやろうとすると、どこがで失敗したときに辞めてしまう時が来ると思います。
筋トレですぐに結果にならないからと辞めてしまうかもしれないです。しかし、まずは一週間に一回ジムに行くとかして、次に一週間に二回ジムに行く、ダンベルも重さを少しずつ変えていく、トレーニングの方法を変えていくと、コツコツ改善を行っていくことで継続もでき、少しずつ結果が目に見えてきます。

資産運用も最初は少額から行い、コツコツ行って学び、自分投資のやり方やスキルを学び、能力を伸ばしていき、失敗して、立ち上がり、含み損に耐えて、さらに投資をして、学び資産が増えていきます。
それらの繰り返しです。

少額から投資を行っていくべきです。周りの人の資産が増えているからとか、投資額の多さは関係ないです。自分に集中して自分のペースで行っていくべきです。周りは気にしないで、自分に集中するだけです。

最近ランニングをしていて、二人のランニングをしている兄弟を見かけました。
一人の男性はけっこう全速力で走っていて、もう一人の男性は自分のペースでゆっくり走っていました。僕の予想では、後者のゆっくり走っている人は今後も継続して走り続けることができると予想しています。前者の全力で走っている男性はいずれランニングを辞めてしまう可能性が大いにあると予想します。

ランニングを継続して10年ですが、経験上、ゆっくり走っている人は全速力で走っている人と比べて続いている人のほうが多いような気がします。





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