ENEOSホールディングス【5020】2022年度第3四半期決算について検証しました。業績急激に悪化しましたが、それでも僕はeneosが欲しいです。

★★★★★ 欲しい銘柄上位

eneos【5020】2022年第3四半期決算が発表されましたので記事にします。

eneosの今回の決算は思ったほどよくなく、前回の2022年第2四半期と比べると悪化していてかなり驚きました。
資源を事業としている会社は波に乗れば利益を大きくできますが、見誤ればかなり利益の変動幅があるものであると実感しました。eneosの長年培った資源に対する専門知識、経験など総動員しても利益が大きく乖離するのであれば、素人である投資家の付け焼き刃の知識などないに等しいと思いました。
eneosに負けない投資をする鍵は、業績が良い時(=株価上昇局面)で買うのではなく、業績が最悪(=株価低迷時)な時に買い、減配しないという前提の高配当と株価が上昇すれば(株価が上昇し続けるのは考えにくい)売却が最適な投資策ではないかとアイディアとしてあります。

業績から投資対象になるか見ていきたいと思います。
eneos【5020】2022年第3四半期期決算について簡単に解説していきます。

eneos【5020】2022年度第3四半期決算について、セグメント別

(eneos決算短信引用)

売上高は11兆3,351億円(前年同期比48.5%増)、営業利益は2,497億円(前年同期比▲52.9%減)、四半期利益は960億(前年同期比▲71.1%減)、増収減益となりました。
ここまで1Qの時には絶好調だと考えていたのですが、売上高は改善したもののここまで利益が下がるというのは驚きますね。
売上高が上昇したのは原油価格の上昇で石油製品販売価格の上昇や円安の進行等が大幅に寄与しました。営業利益は石油製品マージンのマイナスのタイムラグ発生に加え、製油所の稼働回復が計画に届かなかったことを主因に大幅に下方修正したようです。

エネルギー事業の営業利益は2022年3Qで22億円、2021年3Qで3007億円と比較すると2986億円のマイナスです。石油製品や石油化学製品は両方とも赤字になっています。
ここまで大きくマイナスになるのは何か引っかかりますね。儲かると目を付けられるからなのか?あえて利益の調整?能ある鷹は爪を隠す的な感じなのか?自分の投資分析力ではまだ看過が難しいです。
ただ、素材製品は買収したエラストマー事業の貢献によりプラスで推移しています。

石油天然ガス開発事業の営業利益は、資源価格高騰の影響を受けて2022年3Qは956億円(対前年同期比+240億円)です。英国事業の売却で利益が剥落と説明にありましたが、eneosは石炭や石油権益を売却して再生可能エネルギーに投資しています。今後も再生エネルギー事業へ転換するために事業の売却でポートフォリオを再編していくと明記されていました。

金属事業の営業利益は1169億円(対前年同期比▲58億円)です。ここで気になる点は資源の利益が下落しているという点ではなく、機能材料薄膜材料他が確かに利益を上げていることです。eneosは機能材事業を成長事業として考えており、2021年には合成ゴムの製造・販売のエラストマー事業を買収すると表明がありました。eneosは2040年にアジアを代表するエネルギー・素材企業グループを目指しています。今期の通期予測としてはIT需要減と見込んでいて減益をeneosは予想しています。

ただeneosは2025年に「6G」時代に飛躍的な成長が見込まれる結晶材料等の新規分野製品群の製造を担う工場を新設予定で、海外においてはアリゾナ州で半導体用スパッタリングターゲットなどを製造する工場を2024年度から開始予定としていて、成長分野としてeneosは力を入れてきていることがわかります。

投資判断について

現在のeneosの株価は464円です。1Qの時は株価が507円と上昇していた時期はありましたが、やはり買わないで正解だったと思います。今の株価の水準であればコツコツ購入をしていきここから上昇するようであれば、購入を様子見をしてまた下がれば購入を検討していくという考えが良いと思います。

僕としては、購入したい株の上位のリストに入っていて、今年には購入できたらなと思います。eneosは業績が悪い時に購入をして、配当利回りを4.8~5.0%で購入するなど自分でルール作りを行い、長期で配当を受け取り、業績にブレが大幅にあるので、大きく上昇すれば売却して、配当利回り4.8~5.0%
になったときにまた購入してというやり方がアイディアとしてあります。
僕の場合は長期保有を前提に購入しますので、下手な売買は手数料や税金がかかり向いていないのと僕のタイプは農耕民のように畑を耕し、種を植えて成長させて、欲張らずに種から実った配当金や株主優待で四季折々心穏やかに市場で生きれればと思います。



まとめ

昨日、日課のyahoo株価値下がり率を見ようと思って、アプリ開いて一瞬なんだこれ!と思って二度見してしまったものがあります。それは沖縄セルラーがPTSで-685円安になっていたことです。
最初間違えか?ともう一度開いてみても正しい、名前が似ている銘柄でも見たかと見たら確かにptsで下がっているのをみて驚きました。
その瞬間株主優待廃止やっと来たかと、嬉しいなと思いつつドキドキしながら頭の中ですぐ来週に向けてお金を移動して買わないといけないとか考えていました。でも、よく調べると株主優待廃止でもなんでもなく誤発注らしいです。真相はわかりません。

でも、この出来事は自分にも起こりうることかもしれません。急にわけもわからず自分が保有する会社の株価が紙切れ同然になったらどうなるかと考えたときに不安になりました。株価が上がり続けている会社の株を購入して、大きく株価が下がっても保有できるか?配当もそこまで利回りが高くないのに保有できるか?とかいろいろ考えたときに自分の責任を持って時間をかけて判断をしたか、人の意見を鵜呑みにして判断していないかなどを考慮しないといけないと考えさせられました。


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