アステラス製薬を追加投資をするか検討中

★★★★★ 欲しい銘柄上位

昨日アステラス製薬について調べていた時に、ああやっぱアステラス製薬って改めて良いなと思い追加の投資を検討をしています。株価も下がってきていて、含み損を少し抱えています。ただアステラス製薬は僕の中ではポートフォリオの調整役としてになっているので含み損はたいして気になりません。
アステラス製薬の配当性向が高いなとか、配当利回りが高い銘柄に目が映ってしまっていましたが、アステラス製薬を調べると興味深かったです。

アステラス製薬へ200株追加投資を行いました2023年3月23日(500株保有)。
2023年3月23日アステラス製薬へ投資を行いました。現在の損益状況と累積配当と投資した経緯について記事にしていきます。この記事を読んで少しでも投資にお役立ちできれば幸いです。 損益状況、累積配当状況 アステラス製薬に2023年3月23日に...

株主還元について

アステラス製薬は株主還元に積極的です。配当は中長期的な利益成長と共に安定的で持続的な向上を務め、配当還元の向上を図っていくとあります。アステラス製薬は増配を連続で行っています。なかなか素晴らしいです。ただ、前から気になっていました。配当性向高すぎるけど大丈夫か?と。なんでこんなにも配当性向が高くても増配できるのか、これ以上増配となると結構きつくないかと不安になっていた時があります。しかも配当と自社株買いを合わせた総還元性向は100%を超えているって株主還元にしては無理をしすぎなのではないかと。
配当性向という考えに囚われていたようです。アステラス製薬はDOE(株主資本配当率)という指標で配当を還元しています。DOE(株主資本配当率)という言葉は松井証券の配当利回りが高いのに気づいて、なぜそこまで高配当を出し続けることができるか疑問に思ったことがきっかけです。
そういえばアステラス製薬も配当性向ではなく、DOEを指標に配当を還元していたなと。DOEとは株主資本に対して企業がどれくらい利益配分を行っているかを示すものです。

純資産配当率(DOE) = 配当性向×自己資本利益率(ROE)×100% = 年間配当総額/純資産×100

DOEは上場企業で平均が2.8%となっている中で、アステラス製薬は直近で6.5%と高い水準で還元しています。

DOEのメリットとしては株主資本に対して配当金額が決まります。その機の利益に左右されずに安定した配当還元が可能となります。株主資本が増加すると増配もする可能性も高まります。最近では住友商事がDOEの指標を導入したことが気になりました。

株主資本は着実に積みあがっていることがわかります。2016年に下がっているのは自社株買いを大幅に行ったことが要因です。自社株買いを行うと上記のようにマイナスで自己株式が計上されます。アステラス製薬は自社株買いだけでなく、消却も行うので株主資本は着実に積みあがっています。アステラス製薬のフリーキャッシュフローはプラスで推移しているので、利益剰余金として貯まり株主資本も増加していきます。

DOEを採用するということはアステラス製薬のようなキャッシュリッチな会社にとって相性がよく、利益剰余金が積み増して、株主資本も配当の増配も視野に入ります。また、アステラス製薬は中期経営計画で時価総額7兆円を目指すとあり、現在の時価総額は3兆5000億ほどとなっています。自社株買いと増配力という武器を手に株主還元してくることは可能性として高いです。仮に時価総額が2倍は難しくても1.3~1.5倍の株価上昇という見込みと増配ということも視野に入れたらアステラス製薬への投資妙味は良いのではないでしょうか。

直近ではアステラス製薬のCEOが交代して岡村直樹副社長が昇格しました。社長の交代は転換期を迎えるとともに、いろいろな意味で変化を生じさせます。兼松の時も社長が変わってからTOB子会社2社を行っていてかなり攻めの姿勢が垣間見えました。

また最近になって初めて知ったのですが、アステラス製薬のCFOは前の会社で液晶大手・ジャパンディスプレイ(JDI)の菊岡稔前社長がされていたんですね。知りませんでした。決算の説明の時にCFOの説明を動画で見ていた時にこの人なんとなくすごいんだろうなと思っていましたが、まさか前社で社長をやっていた人とは!投資銀行出身で財務の専門家なようです。

アステラス製薬に投資をするということは、僕より何百倍の優秀な人が世の中の為、会社のため、株主の為に働いてくれるということです。そう考えるとめちゃくちゃ魅力的な投資先に見えます。

株価

アステラス製薬の株価は1,912円で現在300株のみ保有していて、含み損を抱えています。
ただ、今一度アステラス製薬を調べて投資先として魅力がかなり高まっていること、増配余力もあること、これからも安定的に配当金を出してくれるという材料から投資を検討しています。
現在アステラス製薬の株価があまり上昇しておらず、ここから仮にずるずる下げても購入をしたいと思っています。主要ポートフォリオとしていずれ成長させていきたいです。今年のNISA枠があともうちょっとで埋まってしまうので、購入は100株が限度かもしれません。来年は新NISAが始まるので使用して製薬株のポートフォリオを上げていきます。
最近では、高配当株に投資をするのも良いですが、減配のリスクもあると考えると目の前の餌につられるのではなく、長期的に考えて投資を考えることが大事だなと思います。
世の中、今インフレや戦争、疫病、景気後退など不安材料が多く顕在しています。
高配当株が今上昇しています。高配当株というより安心を買いたいのかもしれません。世の中どうなるかわからない。だからこそ、成長株に投資をしてというより、安心で優良な株を買って心を穏やかにすごしたい、というものがあると思います。
アステラス製薬の事業は、これから少子高齢化の日本だけでなく、世界の人口が増えて年齢層が高まるとともにより、需要が大きく減るということは考えにくいです。
安心を買いたい僕はアステラス製薬を購入したいと思っています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました