投資失敗談③を公開します。
なぜ投資で失敗したのか、どのようにすれば失敗を回避できたか、失敗から学んだことはなにかを共有したいと思います。
なぜ投資の失敗談を共有するのかというと、投資をする方が僕と同じような失敗に陥らないように反面教師として学んでいただきたいという理由と、自分の投資判断を反省するためです。
過去の個別投資判断はとても価値のある経験です。
どのように投資を行ってきたか、なぜその投資を行ったか、その投資はどうだったかなど過去の投資判断は貴重な情報源であるのと自分の成長の栄養素だと思っています。
ただ投資をして終わりではもったいなさすぎる。投資判断に付加価値を加えたい。そのような思いから
投資判断の質を向上するために過去の投資判断を反省してこの記事にしています。
市場で生き残るには、日々自分の知識をアップデートする必要があるだけでなく、失敗と改善の繰り返しで投資家として成長しないといけません。
花王の投資履歴、失敗談、学んだこと
花王の投資履歴と失敗談
花王に投資を始めたのが2021年2月5日で7,277円となります。株価の赤丸のところで購入を行いました。
花王を投資した理由は当時は、業績が落ち始めて株価も少しずつ下落していたので投資チャンスだと思い投資を行いました。
当時は株価を試算するという知識はなく、著名な人が花王はこれから株価が上がるから買いだという理由で買っていました。
花王は値がさ株で高い株価だから下がるのは一定ですと話を聞き、そうなのか!と純粋に信じていました(笑)。
僕の頭の中で楽観的で稚拙なストーリーができていました。それはコロナショックの時に花王の株価は7600円まで落ちたから、それ以上株価が下がらないだろうとよくわからないストーリーです。
何を根拠にそのような考えに至ったのかが今では全く理解できません。
そしてさらに花王の株価は下落して、6500円まで下がりました。さすがにもう下がらないだろうとよくわからない根拠で株を購入しました。しかし、株価は下がりに下がり4,900円台となり含み損が▲60万円程で過去最高の含み損でした。当時は本当にきつかったです。
失敗から学んだこと
- 感情的な判断は失敗の原因となる
- 株価を試算する必要
- 楽観的に物事を考えるだけでなく、悲観的に物事を考えて中立に考える
- 損失を取り戻そうとしない
花王の株をナンピン買いするときに、株価が下がってしまい含み損と不安を抱えていました。
その含み損と不安という感情を拭い去るために感情的に購入判断をしてしまいました。購入をすることでこれで大丈夫だろうと安心していました。
おそらく安心を手に入れるために、含み損の苦痛から逃れるためにナンピン買いしたのだと思います。
ナンピン買いをした経緯に付け加えることができるのは、会社でのストレスもあったと思います。
会社の仕事の重責を任されて、頼る人もいなく、終電まで必死に働いて、働いても終わりが見えない。
ストレスによる感情のコントロールができていませんでした。
また花王を購入したのにこんなはずがない!自分の判断は間違っていないんだと意固地になっている自分がいました。
自分への過信と軽率な行動、稚拙な考えが起こした結果と反省しています。
短期的な損失を取り戻そうとすると下手に感情的に判断してしまうようです。感情的に判断しないようにするにはどうすればよいかをいろいろ試行錯誤を繰り返しました。
日々の運動や、食事、睡眠、仕事でストレスを感じないように淡々とこなす、心理学の勉強、株のメンタル本、ポーカーで勝っている人の習慣、将棋棋士などの意思決定の考えを取り入れるなど様々なことを行いました。
現在でも投資において感情的になってしまう場面があります。
しかし以前よりは進歩して感情のコントロールを行うことができるようになりました。
人間なのでいくら感情のコントロールをしても、感情という名の暴走機関車が隙間から顔をのぞかせていると常に意識しないといけません。
投資は自分との闘いです。自分の弱点を受け入れて、分析して弱点を改善して強みはより伸ばして自分の人的資源の価値を高める必要があります。
自分の人的資源を成長させて、お金をコントロールできる器を今は醸成しています。
長く時間はかかると思いますが、良いお酒も寝かせて時間を経ることで、お酒の価値が向上します。
僕もそうありたいです。
コメント