三菱UFJフィナンシャルグループ【8306】2022年第3四半期決算について検証。株価は依然と比べて上昇しているが、今から投資するのはどうか?

★★★★欲しい銘柄

三菱UFJフィナンシャルグループ【8306】2022年第3四半期決算が発表されましたので記事にします。
三菱UFJフィナンシャルグループは金利上昇の恩恵を受けるとの思惑から株価が大幅に上昇しています。三菱UFJフィナンシャルグループは株主還元に厚く、配当や自社株買いで還元していて個人投資家に人気な銘柄です。

三菱UFJフィナンシャルグループ【8306】2022年第3四半期期決算について簡単に解説していきます。

2022年第3四半期決算全体〈純利益進捗率114%〉

(三菱UFJ決算短信引用)

経常収益は6兆7,937億円(前年同期比55.7%増)、経常利益は8,489億円(前年同期比39.1%減)、純利益は3,431億(前年同期比67.9%減)となり、増収減益となりました。
貸出の利ざや改善、金利上昇局による外貨預貸金収益増加により、資金利益が増収しました。
しかし、純利益は大幅に減益しましたが、MUB(MUFG Union Bank, N.A)株式譲渡時に特別利益として戻し入れをするので8,017億円がプラスになり純利益は上積みされて1兆1,449億円となり、目標とする1兆円の数字に達して進捗率は114%とすこぶる良いです!!
MUBを売却する理由は米国のリテール(個人・中小企業向け事業)の収益性がなかなか厳しいと判断していて、ホールセール(大企業向け事業)に集中するためのようです。

(三菱UFJ決算説明会資料引用)

三菱UFJフィナンシャルグループは財務目標として安定的に一兆円を稼ぎ出せる会社を目指しています。顧客部門を中心に力を入れていくと中期経営計画にもあります。今回の決算説明資料では顧客部門が前期と比較しても伸長しています。

事業別で純利益を見てみると目立って大きく伸ばしているのは、JCIBの事業部門ですね。
JCIB部門では商業銀行機能と証券機能を中核にグループ一体で付加価値の高いソリューションサービスを提供しています。アメリカの金利上昇や利鞘の改善による国内外預貸金収益増や、外為収益増、不動産等がプラスに貢献しました。

高配当株三菱UFJFG【8306】の中期経営計画(2021-2023)について
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前回の2022年2Qの時は外国債券外国債券の含み損は1兆8000億円程ありましたが、今回はどうか確認したところ2022年12末時点で若干落ち着きつつあり1兆5000億円程になっています。外国株式は2Qと比較すると損失が出ているようです。また債券も損失が拡大している点は見逃せないですね。

投資判断について

三菱UFJフィナンシャルグループの株価は1年間で大幅に上昇していて、958円(+27.08%)となっています。以前は配当利回りが5%台の時もあったので、今が配当利回りが3%弱と考えると本当に上昇してしまったんだなと実感しています。届く存在だったのでいつの間にか、遠い存在になった気がしています。
現在の株価から投資を検討するのは僕としてはそこまでお勧めはしないです。株価を試算してもまだまだ上昇する余地はあります。しかし、先行きが不透明すぎてここからさらに上がっていくとは予想が難しいです。株価が低迷していて、底値であれば上昇余地があるから買いだと判断しやすいですが、株価が大きく上昇している段階での投資は高値掴みをしてしまう可能性が高いです。
慎重に行動していくとなると配当権利落ちで下がって、そこから買えるような株価の水準であれば買いを検討できるかなという判断です。

スタンスとしては、今からは購入に向かうのはやめておくべきです。しかし、三菱UFJフィナンシャルグループを長期保有を前提するから含み損を抱えても構わない、むしろドルコスト平均法で買い増して株数を増やしていきたいという覚悟があるのであれば今の株価でもよいと思います。
僕も配当狙いでNISAで長期保有前提で投資をしていますので、どこかのタイミングで買い増す可能性はあります。NISAの期間が5年ですのでその前には売却をして、新NISAで活用したいなと思います。

まとめ

最近は購入したい銘柄が徐々に上がってきていて、3月の配当権利に間に合わないと思いますので、資金温存していく予定です。欲しいものリストに入っていた三菱HCキャピタルと東ソーは結構株価が上がってきているので、今は投資を見送っています。いったん、2月と3月はいったん投資資金には手を出さないスタンスで行く予定です。株主優待狙いでもしかしたらサンフロンティア不動産を買いに向かうかもしれません。

とりあえず、4月ごろにまたJTを買い増そうかなと思っています。また最近気になっているのがヒューリックです。
ヒューリックも気になりますが、不動産株全体がかなり気になっています。金利の上昇で業績に良くない影響が及ぶと危惧して不動産株は全体的に株価が下がってきています。他の人が買わないから、あえて買いに向かいたいという天邪鬼な気質があります。
ヒューリックは前々から気になっていたのと中期経営計画も発表されていましたので、ざっと読んだところ投資先としての魅力度が増しました。ヒューリックをもっと深堀してリスクを理解して、IRに質問したり、長期的業績を調べて不安要素を取り除き、株価を試算して購入を検討に入っていきます。

野村不動産も最近株価が下がってきていて配当利回りが高くなっているので気になっています。
会社調べを何も手を付けていないのでまだ何とも言えないですが。

不動産株、化学株、食品など全体的に業績が下がっている配当利回りが高い会社に投資を考えています。

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