みずほリース【8425】決算2024年3月期第2四半期(7-9月)の発表。株主優待廃止、株式分割、増配!!

リース株

みずほリース【8425】決算2024年3月期第2四半期(7-9月)が発表されましたので記事にします。みずほリースは配当利回りと株主優待を合わせると総合利回りは5%近くになり、連続増配株としても知られていて個人投資家に人気な会社です。
今回株主優待廃止を発表してしまったので、残念です。投資先としてはまだまだ魅力があり業績も堅調に推移していて、かなり良い投資先だと思います。高配当で連続増配銘柄なので、高配当投資家にはとても魅力的です。今回の決算発表で業績から投資先としてまだ投資できるかを検証します

みずほリース【8425】中期経営計画2025年を読んで投資先としてよいのでは?長期投資先として来年に向けて投資を考え中。
みずほリース【8425】の中期経営計画2025年を検証します。長期投資先として株主還元の良さ目立ち、来年の新NISAの投資先への候補となりました。みずほリースの中期経営計画について検証していきたいと思います。中期経営計画2025年概略みずほ...

2024年第2四半期決算全体〈純利益進捗率58%〉

売上高は2,717億円(前年同期比18.8%増)、経常利益は188億円(前年同期比8.6%増)、純利益は178億(前年同期比14.8%増)となり、増収増益となりました。やはり前々から思っていたのですが、着実に収益力が上がっていて収益構造が改善されているように感じます。Rent Alpha社連結で利益が伸びたことや営業外収益で船舶や海外不動産の売却で純利益はプラスになりました。Rent Alpha社は2023年6月に51%の株式取得をしてインドで機械設備をリースしているトップ会社です。みずほリースはグローバル事業を成長分野として位置付けています。インドは確かに高成長をしている国ですので、今後も期待感があります。日本製鉄に投資をしたのもインドに軸足を置いているのを見て、利益の体質の変化や今後の成長性を期待や株主還元の今後に期待して投資をしています。これが中国に投資をしてということだったら、投資先として少し魅力が薄れてしまいましたが良かったです。
以前から中国に対して集中的に事業を展開している会社は大丈夫かなと心配していたのですが、最近の資生堂も結構業績に響いてきているのをみて、一国に集中して事業を展開している企業に投資は注意しないといけないなと思います。

(みずほリース決算説明資料引用)

資金原価のコントロールも素晴らしいなと思います。米国の利上げで外貨建ての資金調達の金利上昇で利益に影響を与えていますが、そこまで大幅に資金原価率が上がっているわけではありません。
以前みずほリースの決算を見たときも米国の金利上昇で調達金利の費用は増加していましたが、そこまで費用は上昇していませんでしたので、上手くコントロールできてるんだなという印象でした。
Rent Alpha社の影響もある中ですので、もしRent Alpha社の資金原価を除けば、資金原価も収まっていると説明資料にありましたので、みずほリースの魅力が光ります。

(みずほリース営業資産残高-決算説明資料引用)

営業資産残高は2兆7,439億円(前年同期比約3,000億円増)となり前年同期比と比べても大幅に増加しています。内訳を見てみると国内リース事業1兆3,946億円(前年同期比195億円減)、不動産・環境エネルギー事業は9,374億円(前年同期比2,791億円増)、ファイナンス投資事業1,694億円(前年同期比122億円減)、海外・航空機事業2,426億円(前年同期比625億円増)となっています。

みずほリースのコア事業である国内リース事業は減らしていき、収益性のある資産への切り替えを行っていくようです。一方で、みずほリースの成長分野である不動産・環境エネルギー事業や海外・航空機事業は大幅に増加しています。中長期的に国内リース事業の次に収益の柱とする考えです。

今回の決算で株式分割と株主優待廃止を発表しました。5分割されるので、購入しやすくなるぞ、やったと思いきや、株主優待廃止も発表しています。

また増配も発表しています。今期の配当は166の予定としていましたが、172円と+6円の増配を行いました。株主優待廃止したから増配しますよという考えでしょうか。
以前みずほリースの分析の記事を書いたときに日本取引所グループの株主優待廃止があるのでみずほリースも注意して投資をする必要があるとありましたので、あまり実現してほしくなかった予想でしたが実現してしまいました。全国保証もいずれ株主優待を廃止するんではないかなと懸念しています。

みずほリースは配当性向を30%を目標としていますが、営業資産残高の増加や収益性の高い資産性に資産が変わっていくことでより配当の増配が伸びる余地が高まります。
株主優待も廃止をしているので今後さらに増配をしていくのではと考えています。
また、みずほリースの資料の中で配当の増配について触れていて他のリース会社よりもみずほリースは還元してますと資料で読んだことがあります。

投資判断について

現在株価は4,755円(2023年11月16日)となっています。
以前分析したときは3,200円台でしたので逃してしまって投資を控えていました。

しかし、みずほリースの分析をするたびに魅力を感じています。株主優待を抜きにしても投資先として魅力を感じています。株価の上昇余地はそこまで試算してもありませんが、今後長期保有を前提に投資をしていけば、安定感もあり増配意識もあり着実に受取配当の増加に貢献できる銘柄だと思います。
株式分割したおかげで買いやすくなったのも良い点です。新NISAに向けて株式分割したというのもありますが、三菱HCキャピタルを意識した株価の水準ですね。
東京センチュリーも以前分析して良い投資先だと思いますが、みずほリースもなかなか投資先としてとても良いなと感じています。三菱HCキャピタルは以前までは良いなと思いましたが株価が結構上がってきて人気になっているのと、配当性向も40%以上とみずほリースと比べると増配率は今後見劣りしてくるのではないかと思いますので今はそこまで魅力は感じていません。

みずほリースに関しては来年の新NISA枠で投資を検討しています。全国保証に投資をしようと思ってはいますが、すこし懸念点が出てきたのと、もし株主優待を廃止するとなると、みずほリースのほうが長期の高配当株の投資先として魅力を感じるなと思います。

全国保証に関してはもう少し情報収集をしていこうと思います。株価もみずほリースと全国保証に関しては似たような水準です。
中々迷いますが、今は何か直感的と総合的にみてみずほリースのほうが長期的に見て投資先として良いなと感じます。難しい判断です。

株主優待も欲しいですが、株主優待欲しさにつられるのではなく、投資先として本当に長期的に良いかを基準に投資をしたいと思います。

12月ごろには判断を決めたいと思います。
新NISAの投資先について記事を更新したいと思います。


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